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俺は典型的な日本人が好きけど?  作者: かっちゃん
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第36話 はい、あーん

こんにちは。

第36話ができた。内容は「はい、あーん」です。良かったら読んでみてください。

目的に到着したのは、少し前に輝弥と一緒に昼食を食べた人気のいないところだ。

本来は俺と輝弥と二人で食べる予定だったが、地獄ちゃんが俺たちに尾行?した。


結局は地獄ちゃんと3人で食べることになった。

俺としては二人っきりに昼食を食べられなかったのは思ってない。

2人で食べるより3人で一緒に食べたほうが楽しい。


もし2人だけ食べて、話題が尽き、沈黙するかも。

沈黙の中に昼食を食っても美味しくない。

だから地獄ちゃんが来てくれたのはすごく助かる。


俺は「よいっしょ」と言いながらコンクリートに座った。

地獄ちゃんがクスクスと笑い声が聞こえた。


「何を笑ってんの。」


「ははは「よいっしょ」というのは爺くさいよ。」


「はあ?お前さ偏見しすぎだわ。何を言おうとも俺の自由だ。」


「そうですね。勉成の言うことは正しいです。」


「ちょ、ちょ、ちょっと輝弥ちゃんらしくないことを言うの?」


信じられないような顔を作った地獄ちゃんがWHY!?と聞いたけど、輝弥は「?」と頭を傾けた。


「いつも通りですけど?」


地獄ちゃんは頭を抱えた。


「あああーー!!いつもの輝弥ちゃんじゃない!壊れちゃったか…」


輝弥は横に向いて、俺の顔を見合わせた。


「なんか…今日の地獄ちゃんは少し狂ってるようですね…」


「ああ、俺もそう思った。」


「そうですね、保健室に連れて行ったほうが良いかしらかな?」


「そうそう体調が悪くて

 ってゆーか!!なんで保健室に連れていく流れになるのか!?」


地獄ちゃんがツッコミを入れた。


俺と輝弥は「やっぱり地獄ちゃんっておかしいね。」「ああそうだな、まあほっとけばいいと思う」とアイコンタクトでやりとりをした。


地獄ちゃんは2人のやりとりを見て、ムスッと機嫌が悪くなる。

なんか向こうからぶっ○すの気配が感じて、ゾッと背筋が寒くなった。


視線を地獄ちゃんの方に移動すると、地獄ちゃんは俺の左に座った。

そして、「はい」と言いながら弁当箱を渡した。


「え?俺に?」


「そうだけど、あなた以外に誰がいるの?」


「いや、俺と輝弥だけしかいない。なんで俺にくれる?」


「今日も購買コーナーでパンでも買ってるじゃないかと思った。でも毎日パンだけ食べるのはちょっと…不健康だから。心配で弁当を作ってきた。」


「あ、おう、ありがとな。」


「どういたしまして。どっちが美味しいか教えて。」


「え?どっち?」


「そう、地獄ちゃんの弁当と輝弥ちゃんの弁当、どっちが美味しい?」


「勉成くん、早速食べてみて。」


地獄ちゃんと輝弥がぐいぐいと俺の顔に近づいてきた。


「あぁ、わかったわかった。ちょっと離れて、あまり近すぎると食べにくいので…」


パカっと弁当箱の蓋を開けて、フワァと旨そうな匂いが漂ってきて、急に食欲が湧いてきた。


「どっちの弁当も美味しそう。」


俺が弁当を見て、一言の感想を言った後、地獄ちゃんが弁当の中にある卵焼きを爪楊枝で取って


「はい、卵焼きよ。あーん」


え?あーん?

幼児期以来からあんまりあーんとしてもらなかった。


今は高校生、1人で食えるけど…

恥ずかしいけど、口を開いてみる。


ヒョイと俺の口の中に卵焼きを入れた。

んんんーと美味しそうな表情で咀嚼する。


「少し甘いけど、醤油の味があって絶妙だ。うん、美味しい。」


「わーい、美味しいと言ってくれた、嬉しい。」


イチャイチャする2人を見て、輝弥は片方の頬に膨らませた。

俺の右の隣に座って、輝弥が作った唐揚げに爪楊枝で取って


「私は特製唐揚げを作りました。美味しいので食べてみて。はい、あーん」


え?2回目?

さすがに恥ずかしい。


でも断ったら輝弥が機嫌が悪くなってしまうので…

仕方なく、口を開いてあーんとした。


ヒョイと唐揚げを入れた。


「んんんー美味しい。冷めてるのにジュージューしたり、ガーリックの香りがすごくて美味しい!」


「うふふふ、良かったです♡」


俺が咀嚼している口に2個目の唐揚げを当てた。


「ちょっと待って、私もあげるよ!」


爪楊枝で取った卵焼きを俺の口に当てた。


「ちょっとちょっとストップストップ!」


「どっちが美味しい!」

「どっちが美味しいですか!」


地獄ちゃんと輝弥が再び俺の顔に近づいてきた。

なんかどっかの高校に行くときに二択にどれか選ばなければいけないと同じような感覚だった。


うーむ、悩んだ上に答えたのは


「どっちも美味しかった。うん、お店と同じくらい美味しかった。」


「本当?」

「本当ですか?」


「じゃあ、2人とも輝弥と地獄ちゃんが作った弁当を食ってみる?」


「うーむ、ガリ勉ちゃんに言われたのでしょうがない。食べてあげるわ。」

「こっちのセリフですよ。」


地獄ちゃんが輝弥の弁当を、輝弥は地獄ちゃんの弁当を食べてみた。


「「美味しい」」


「輝弥ちゃん、この唐揚げの作り方を教えて。」

「いいですよ。私も卵焼きの味付けを教えてください。」


良かった。

弁当のおかげでどうやら仲良くなったらしい。


すごいな、美味しい食事を食べると、争いを抑え、平和に仲良くできる。

ようやく犬猿の仲を解決できて本当に良かった。

今日は平穏な1日になりそう。




初め頃は喧嘩になりそうになったけど、勉成の提案のおかげで地獄ちゃんと輝弥と仲良くなれた。

これで一件落着した。続きはどうなるか?楽しみに待ってください。

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