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俺は典型的な日本人が好きけど?  作者: かっちゃん
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第30話 月が綺麗だね

こんばんは。

第30話できた。内容は「月が綺麗だね」です。良かったら読んでみてください。

地獄ちゃんの父がデンマーク人の母の出会いのきっかけを話してくれた。

俺は上半身だけ後ろに倒して、仰向けに寝た。


「なんだかロマンティックなストーリーみたいだな。」


「ふふふ、本当だね。」


又してもシーンと静かになった。

気まずいので、ちらりとスマホを確認したら、ロック画面に2が二つ並んでいた。


むくっと上半身が起き上がって


「やべぇ!遅くなってしまった。」


大きな声を出さないように我慢して、小さな声で言った。

急なのでビクッと体が跳ねた。


え?本当?

私もスマホを確認したら、ラインの通知が来た。


『何をしてるの?もう遅いので早く帰ってきて!』


「母からラインが来ちゃった。そろそろ帰らないとね。」


「あ、俺が送ってやる。夜遅いので。」


「え、そんないいよ。」


「いや、ダメだ。この辺りに悪い人がいるかもしれない。」


「でも…」


「オムライスを作ってくれたお礼だ。」


「…わかった。お言葉に甘えて。」


俺のももの上に寝てる明ちゃんをお姫抱っこして、地獄ちゃんに俺の指示通りに敷いてもらった布団をにそっと置かせた。

風邪をひかないように布団を乗せた。


そのあと、俺と地獄ちゃんは俺の家から出た。


空に一つの雲もない、満月が浮かんでいる。

地獄ちゃんが仰向けにして、満月が瞳に映っている。


「月が綺麗だね。」


この言葉を聞いた俺はドキッとした。

あれ?地獄ちゃんって綺麗だっけ?


満月の光の力で地獄ちゃんの美しさを最大限に引き出した?

魔法みたいだ。

いやそれより俺にこくはく?


「ああ、そうだな。って『月が綺麗』の意味は知ってる?」


「ん?知らないよ。」


「そうなんだか。まあ、意味が分からなくてもいい。」


「じゃあ、教えて?」


うっ、言いにくい。

だってさ、恥ずかしいだもん!


『月が綺麗』の意味は『あなたが好きだ』

相手は異性だから、ストレートに言えないわ。


言うか言わないか悩みながら、腕を組んだ。

地獄ちゃんは肩を震わせていた。


あれ?どうしたかな?と思ったら

突然、ぶっと吹き出した。


「うわっ!なんで笑ってるの!」


「クスクス、本当にあなたって面白いだね。本当は意味を知ってるよ。」


はあ?どうやら地獄ちゃんは笑いを堪えるのはできなくて、笑い出した。

初めから俺をからってるじゃないか!?

もう縁を切ってやるぞ!と、プイっとそっぽを向いた。


「あれれ?怒ってる?」


「ばかったりめー!誰でも怒るわ!」


「ごめ〜ん。許して〜。」


手を合わせて、俺に向けて謝った。

俺が言葉を出す時間を作らず、そのまま次の話を続いた。


「私があなたの恋人になってあげるよ。」


ん?地獄ちゃんが何を言ってんの?

恋人になる?

まさか、からかいを続ける気なの?


「またまた〜、冗談を言わないで〜」


「いや、本気だよ。」


「え?」


地獄ちゃんの顔はいつの間にか真剣な顔になった。

いつもならいたずらっぽいな顔や小悪魔っぽいな顔になるけど、

今回は違う。

初めてみた表情だ。


「…私はあなたのこと好きよ。」


「なんで俺のこと好きなの。そんなはずはない!俺は陰キャラだし、勉強しかない。つまり変人だ!」


「確かにガリ勉ちゃんは勉強しかできない。でもそれだけない。家族や妹の思いが強く持つ人は素敵だよ。

 陰キャラだけど、顔は普通にカッコ良い。

 一つ一つツッコミしてくれて本当に嬉しかった。

 他もまだまだあるよ」


「ストップストップ!やめて!これ以上に心臓がもたないわ。」


血が頭のてっぺんまで上って、氷水に入りたくなるくらい顔が暑くなった。


地獄ちゃんが俺の右手を両手で握って、握られた手は地獄ちゃんの胸に近づいた。

俺は地獄ちゃんの胸に触れそうになるので

あわわと慌てて、離そうと思ってもガッチリと握られた。

何をするの?と考える間に地獄ちゃんが俺の顔に真っ直ぐに見つめた。


「私のこと…好き?」


「っ…地獄ちゃんは…」


「何?」


頭を傾けても俺の顔から視線を逸らさず、ただ純粋に情熱を持つ瞳だった。

俺は地獄ちゃんの視線に負けて、ついに横に視線を逸らした。


「地獄ちゃんは可愛い…でも俺の好みではない。」


「好み?何の好きなタイプなの?」


「俺の好みは典型的な日本人だ。」


「典型的な日本人か。ふ〜ん。」


地獄ちゃんが俺の手をパッと離して、俺を置いて前へ進んだ。


「送りはここまでいいよ。また明日ね!」


ひらひらと手を振りながら去っていく。


「おい、一人だけ大丈夫なの?」


ふと気づいたら、目の前に地獄ちゃんの家だった。

え?もう着いちゃったの?


さっきまでは濃密な時間を過ごしたせいか。

現実は俺たちを置いて、時間だけ流れていく。


俺の時間を返せ!


時間をコントロールができるようになると、時間を遅らせることができるけどね…

まいっかと思って、踵を返して、俺の家に帰った。



なんと地獄ちゃんが俺に告白した!?急な展開になりすぎて、俺はパニックしたが、俺の好みが違うので振った。しかし俺の好みを伝えたら、なんだか嫌な予感がするけど、気のせいかな?

続きは明日に投稿しますので楽しみに待ってください。

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