第27話 オムライス
こんばんは。
第27話できた。内容は「地獄ちゃんがオムライスを作る」です。良かったら呼んでみてください。
ドアを開けたら、パタパタと足音が聞こえた。
やってきたのは俺の妹だった。
名前は明ちゃん、しかし見た目は日本人ではない。
髪の毛はショートで金髪、瞳の色も青い。
「おかえりなさい!遅かったね兄ちゃん。何をして…あれ?誰?」
「ただいま。ああ、この人はヘレさんだ。」
「あれれ〜兄ちゃんはいつの間にか彼女ができたかな?」
ニマニマと口角を釣り上げた。
「ちげーわ。ただの友達だ。」
生意気な妹だな。
でも俺の妹は可愛いので許す。
言っとくけど俺はシスコンではない。
俺の母は一年前に病気で亡くなった。
俺の親父は母が入院でできた借金を返すために遅くまで仕事してる。
だから家族と一緒にいる時間が少ない。
俺の父がいない間に俺が妹の世話をしてる。
すくすくと成長して、今は小学生。
俺の正反対で、明ちゃんは可愛いくてモテる。
地獄ちゃんは明ちゃんの目線に合わせるように腰を下ろして
「初めまして。名前はなんて言う?」
「初めましてヘレちゃん!あたしは明です。こんな兄ちゃんに付き合ってくださってありがとうございます。」
礼儀正しく深く頭を下げた。
「ふふふ、明ちゃんよろしくね。明ちゃんの兄ちゃんはいつも孤独なので、仕方なく私が付き合ってあげた。」
「ちょっとちょっと、そんなことを言わなくてもいい。」
「はぁー良かった。兄ちゃんはいつもいつも勉強ばっかりしてる。あんまり友達を作ってない。ほんっとうに心配してる。でも友達ができたと聞いて、安心した。」
可愛らしいな笑顔を浮かんだ。
ドキッとした地獄ちゃんが明ちゃんをハグした。
「可愛い〜。連れて帰りたい。」
「アホか。」
俺がチョップで地獄ちゃんの頭を叩いた。
地獄ちゃんが叩かれた頭を撫でながら笑った。
「んもー痛いよ。まいいさ、今からオムライスを作るー。」
「え!オムライスを作る?嬉しい!」
明ちゃんは目を輝かせながら地獄ちゃんの顔に近づいた。
すぐに離れて、ビョーンビョーンとジャンプをした。
俺が明ちゃんの頭に軽く拳を当てた。
「バカ、静かにしろ。」
「ごめんなさ〜い兄ちゃん。」
「ったくな気をつけろ。あ、玄関で長居するのは悪いので、さっさと上げよう。」
「はい。失礼します。」
俺と地獄ちゃんが靴を脱いで、上がり框を上げた。
玄関からリビングまですぐそばだった。
左にキッチンがある。
さっきスーパーマーケットで買った材料を置いて、手を洗ってから早速作り始めた。
包丁でトントンと玉ねぎとピーマンを切る音と、卵をほぐす音と、油を引く音がする。
料理する音は久しぶりだな。
俺の母が亡くなった以来、あんまり作らなくなった。
キッチンから美味そうな香りが漂ってくる。
もう我慢できない。
早く食べたい。
「はい、できた。食事の準備をするので、机の準備をお願い〜」
「はーい!」
「了解」
二人が折りたたんだ机を用意して、脚を真上に立て、逆さにして置いた。
濡らした布巾を机の上に綺麗に拭いた。
机の準備が終わると、ちょうど良いタイミングにオムライスが来た。
「はい、お待ちしました。ヘレさんの特製オムライスです。お召し上がり〜。」
ホワホワと湯気をあげるオムライスを見て、二人とも口からよだれが出そうだった。
「美味しそうだね〜。」
「美味そうな。」
二人と揃って、スプーンを持って、オムライスをスプーンに乗せた。
オムライスを口の中に運んで、もぐもぐと咀嚼した。
「「んんんんん〜美味しい!」」
「お母さんの味がする!」
「ああ本当だ。まさにお袋の味だな。」
「んもー過剰な褒めをやめて。こっちが恥ずかしくなる。」
地獄ちゃんは顔が照れてるが、俺は気づいていない。
お腹がペコペコで勢いよく食べて、明ちゃんと同時にあっという間に平らげた。
「美味しかった〜。」
「いやぁうまかった。」
「お粗末様でした。」
明ちゃんはお腹を満たしているので、ウトウトと眠そうになった。
俺のももを枕にして寝た。
スースーと可愛い寝息をしてる。
勉成の妹の明ちゃんが初めて地獄ちゃんに会ったけど、地獄ちゃんがオムライスを作ってくれたので、明ちゃんは軽快感を持たず、すぐに打ち解けることができた。地獄ちゃんは社交性が高くて、誰でもすぐに打ち解ける。俺も同じような納涼が欲しいな…。続きはどうなるか楽しみに待ってください。




