第25話 俺と地獄ちゃんの関係は何?
こんばんは。
第25話できた!内容は「俺と地獄ちゃんの関係は何?」です。良かったら呼んでみてください。
満月を見上げながら歩く。
夜道は、電柱だけ照らしている。
俺と地獄ちゃん以外の人はいない、近所の家から調理する音やビューと暖かい風が吹く音など様々な音が耳に入ってくる。
別に不快ではない。
暗くて誰もいない夜はまるで異世界のようだ。
ぺちゃくちゃとおしゃべりがうるさいし、みんなが当たり前のように会社や学校に行く姿を見て息苦しい。
夜道は誰もいない、静かなので、落ち着く。
短いな時間だけど、この時間に過ごすのが好き。
「ねぇ、さっきラインで輝弥さんに誘われたよね。なにをしてた?」
俺はぎくっとした。
答えられる質問ではない。
なんていうか相手に言ってもいい答えではない。
「ああ、別に大して大事ではなかった。」
「ええ〜本当?」
地獄ちゃんが俺の顔に近づいて、じろりじろりと見つめられる。
キスができるくらい距離が近い。
「近い!」
「え?なにが近い?」
はぁぁ!地獄ちゃんって距離感がわからない?
いやわざとか?
わかってるけど、恥ずかしい。
「わかったわかった!正直に言うから!」
「本当?」
パッと離れて、一定な距離を保った。
心の中でフーとため息を吐いた。
俺が嘘ついているのをわかって、わざとらしいな行動をして、答えを導くようにしている。
同級生なのに俺の行動を読み取って、計算をしてるな。
恐ろしいな子だ。
「愛称を呼び合うのをやめようと言われただけだ。」
「あらそう?」
地獄ちゃんの瞳がまだ疑ってるように見えた。
どうしたら信用してくれるのか!
「本当だ、まじで!俺が輝弥ちゃん、俺のことを勉成くんと呼ぶことにした。」
「ふーん。」
地獄ちゃんは口を尖らせて、そっぽを向いた。
え?俺が失礼なことを言った?
「なんでそっぽを向いてるの?」
「いつの間にか仲良くなってるね。」
「誰と?」
「輝弥さんよ!」
うぉっなんでいきなり大声で言うの?
今の時間なら近所の人に迷惑をかけてしまうので声を小さくして。
「まあ仲良くなってるかよくわからないけど。」
「じゃあなんで普通に名前を呼び合ってるの?」
「あ…それは…輝弥ちゃんから言われたので、なんでこう呼ぶのかわからない。」
俺が言った後、地獄ちゃんは口を閉じた。
シーンと静かになった。
さっきまでは嘘のように盛り上がったけど、一気に冷めた。
温度差が激しくて、地獄ちゃんのペースに追いつかない。
地獄ちゃんがようやく俺の顔を見た。
「じゃあ、私も勉成と呼ぶよ。」
「え?いきなりだけど?」
「さあ?勉成はガリ勉ちゃんという名前は軽蔑のように聞こえて、嫌な気分なのかなと思った。」
「別になにも気にしない。ただ勉強だけの俺を初めて認めてくれて本当に嬉しかった。でも、なんでいきなり名前を呼ぶなの?」
「いや別に!ただこの方が呼びやすいかなと思うだけ。」
「そか…ガリ勉ちゃんという名前は気に入ってるけど…」
「なんでそう思う?」
「いやぁ、変な名前を呼び合って、笑い合える仲ができたのは初めてだった。急に呼ぶ名を変えるとなんだか関係が変わるような気がする。だから…呼ぶ名を変えないで欲しい。」
「・・・わかった、ガリ勉ちゃんでいいよね。私のことを地獄ちゃんを呼んでね。これからも永遠に笑い合える仲でいよう♡」
にっこりといたずらっぽいな表情を作って、俺を見た。
ったくな、地獄ちゃんの言葉の裏に何かあると思うけど、まあいつも通りなら安心した。
「はいはいわかった地獄ちゃん」
俺がヘレさんの愛称を呼ぶと、地獄ちゃんがにっこりと笑った。
「よーし、妹が待ってるので早速行こう。」
先に俺の前に歩きはじめた。
おっとと待ってと言いながら地獄ちゃんを追いついた。
私が知らないうちにガリ勉ちゃんが輝弥さんと仲良くして、二つの名前を呼び合う仲になったと、地獄ちゃんがわかって嫉妬した。私との関係はどうなのか不安になったが、ガリ勉ちゃんの言葉に救われた。いつもの関係に取り戻すことができた。続きはどうなるか、楽しみに待ってください。




