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俺は典型的な日本人が好きけど?  作者: かっちゃん
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第20話 閉じ込められた倉庫

おはよう!

第20話できた!内容は「閉じ込められた倉庫」。良かったら読んでみてください。

もう一度引き戸を叩いてみたが、やはり返事が来ない。

どうしよう…

あ、そうだ!輝弥さんはスマホを持ってたよな。


「おい、か…いや小悪魔ちゃん誰かの友達に連絡しろ。」


「いやです。」


輝弥さんは素顔で即に断った。


「はあ!なんで?!もしこの倉庫から出られないと困るじゃないか!?」


OMGのジェスチャーをしてる俺を見て、クスッと笑った。


「別に困りません。私としては二人で居られるのはチャンスだと思います。」


「チャンス?」


「たっぷりにいじめることができますから♡」


「くそそそ!この小悪魔ちゃんめ!」


「ふっふふ、ガリ勉たんはからかい甲斐があります。まあ、正直に言うと私はガリ勉たん以外の連絡先はないです。」


「まじか…。」


俺は突然力が抜いて、尻餅をついた。

伸ばした足を折りたたんで、体育座りをした。


涙目を輝弥さんに見られたくないので、膝で俺の顔を隠した。


「信じられない!そこまでいじめて、なにが楽しいなの?」


輝弥さんが聞こえないくらい小さな声でブツブツ呟いた。

その時に微かな甘い香りが漂ってきた。


なんだろうかと想ったら、ちらりと横目に見たら、輝弥さんは俺の横に座った。

また何かされるじゃないかと警戒感を持って、少し横に移動した。


移動しようとしたら、付いてきた。

そんなにいじめたいのか、ひぇぇ怖い…


ビクビクすると、カッターシャツの腕をぐいっと引っ張った。

ん?誰かに引っ張られたかな?


引っ張られた方に振り向いてみたら、輝弥さんの顔が青ざめている。

体を震わせている。


「体が震えているけど、怖い?」


「っバカ!怖くないです!」


「怖くないと言ってるけど、なんで体が震えてる?」


んん〜!頰が赤くなって、涙を溜めた尻目を見せながら、反論できない様子だった。

それを見た俺はフーと息鼻を吹いて


「そんなに強がらなくてもいい。怖いと想ったら怖がってもいい。なぜ自分に嘘をつくの?」


「・・・」


俺の問いに答えず、沈黙になった。

やはり俺の推測は間違ってない。


昼休憩時間に無理やりにライン交換された後、

輝弥さんが去っていくときの瞳を見るとなんだか寂しそうに見えた。

心の中になにがあるかと俺がそう想った。


「小悪魔ちゃん、過去になにがあった?」


「!なんでこのことを聞くのですか?!」


「なんとなく?小悪魔ちゃんの瞳の奥になんか寂しそうに見えたから。」


「え、そうなんですか?」


「ああ、人間はね、顔や口は上手に嘘をつくことができるけど、瞳は嘘をつくことができない。」


「・・・」


輝弥さんはなんか図星を受けてるように見えた。


「まあ、無理に言う必要ない。いつか心を開いて、言える日を待てばいいんだ。」


返事が来ないので、なにをしてんのかとちらりと横目に見たら

輝弥さんの瞳からボタボタと大粒の涙が溢れた。


「ねえ、私の過去の話を聞いてくれますか?」


思い寄らない返事が来て、きょとんとした顔になった。

ようやく心を開いてくれたか、良かった。


「もちろん聞く。」

初めて輝弥さんの本来の姿を見た。普通ならオロオロするけど、ガリ勉ちゃんは冷静に輝弥さんの話に耳を傾けた。

続きはどうなるか、楽しみに待ってください。

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