第16話 引っ張り合い
こんばんは。
明日から春休みだ!自分のやりたいことを思いっきりやろ!しかし、この前に進路はどうするか考えて決める必要がある。僕の進路はどうしようかな?できればフリーランスとして働きたい。自由に働きたい。
ここから話を変える。第16話の内容は逃げようとしたガリ勉ちゃんを捕まり、地獄ちゃんと輝弥さんが引っ張り合う。良かったら読んでみてください。
輝弥さんはクラスの中で一番速いらしい。
50メートルは6秒台。
プロでも争えるくらい実力がある。
輝弥さんと比べて、俺はクラスの中で一番遅い。
ノロノロとカメのように走る。
だから俺が逃げようと思ったら、輝弥さんに即に捕まられた。
そして、輝弥さんが俺の腕を抱いた。
もう逃げられないよ、みたいな顔でガリ勉ちゃんに話しかけた。
「つ・か・ま・え・た・♡」
俺に何かの用ある?
俺を捕まっても、輝弥さんとしては何の得を得られないけど?
逆に俺は得がある。
「あの…腕に何かあたってるけど?」
本当は離れて欲しくない。
このままにして欲しい。
おい、時間を止まってくれ。
この時間を永遠に幸せを維持して欲しい。
これはただ変態じゃないかと自分に突っ込んだ。
「ふふふ、いいんですよ。ガリ勉ちゃんが幸せなら私も幸せです。」
さっきまでは小悪魔のような表情だったけど、今は可愛らしいな表情になってる。
この笑顔は反則だ。
アウトだ!とホイッスルを吹きたいけど、この笑顔に圧倒された。
うっ、やはり男は可愛い女の子に勝てない。
まあ、輝弥さんが気にしないなら問題がないかと思った。
警戒感を解いたら、突然冷たい視線が俺の背中を刺してきた。
え?後ろに何かある?
恐れ恐れながら後ろに振り向いてみたら、俺の後ろに地獄ちゃんがいる。
地獄ちゃんがズドンズドンと大きな足音を立て、俺のところに近づいてきた。
ひぇぇ!俺が何か悪いことでもした?
あほか。
普通なら女子が気軽に男性の腕を抱くのはありえない。
それなのにガリ勉ちゃんとしてはこの仕草は普通だと思った。
なぜなら人の付き合いはあんまりないから。
小さいの時から高校生までずっと人見知りで消極的だった。
そのせいで人と関わりをする機会を作れなかった。
気付いたら孤立していた。
俺のそばにいてくれるのは妹だけしかない。
だから妹以外の人にどのように関われば良いかわからない。
ぶつぶつと独り言を言ってる間に、さらに近づいてきた。
ひぇ、どこまで近づくなの?
三歩前まで近づくと地獄ちゃんが手を振り上げた。
俺の頬をビンタされる!?と思って、目を瞑って、腕で盾を作って自分の身を守ろうとした。
地獄ちゃんは俺の腕を掴んで、ぐいっと引っ張った。
「あっ!」
輝弥さんが地獄ちゃんに引っ張られたと気付いた。
よーし負けないと思って、輝弥さんも引っ張った。
綱引きのように引っ張り合った。
両腕が千切れそうになって「痛い痛い痛い!やめて!」と叫んだ。
俺の声を二人の耳に届いた。
ガリ勉ちゃんが痛いとわかって、引っ張り合うのをやめた。
はぁーと腕を組んで、痛みを和らげるためになでなでと撫でた。
「「大丈夫?」」
二人が傷んでいる俺を見て、心配した。
あぼか、なんで今更に心配するの?
二人がしている行為を気づいていなかったかな?
感情的になりすぎて、周りが見えなかったかもしれない。
はあとため息を吐いて、ポケットの中からスマホを取り出して、時間を確認した。
「げっ、8時35分。急いで学校に行かないと!」
「やばい1早く行こ!」
「本当?急いで行きましょう。」
8時40分まで学校に来なければ遅刻決定。
遅刻にならないように3人がダッシュして、学校まで走って行った。
地獄ちゃんと輝弥さんが引っ張り合って、腕が千切れそうになった。これは痛そうだな。想像するだけで腕が痛くなりそうだった。今後の関係はどうなるかな?続きを楽しみに待ってください。




