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俺は典型的な日本人が好きけど?  作者: かっちゃん
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第12話 地獄ちゃんの弁当

おはよう!

第12話できた!良かったら読んでみてください。

前のベッドは知らない彼女が寝てる。

地獄ちゃんは前のベッドの隣のベッドにいる。


俺は間違えて入ってしまった。

けど気付いていないようだ。


気づかれたら焼印を押されてしまう。

もう生きていくことができない。


本当に気づかれなくて良かった。

安堵のため息をもらす。


安心する暇はないだ俺、さっさ地獄ちゃんのところにいけ!

ああそかそか忘れるところだ。


地獄ちゃんのベッドの前に立って、スーハーと深呼吸をしてからカーテンを開けた。

今度は間違いはない。


体の上に布団を乗せて、スースーと寝音を立てた。


俺の妹と全く違う。

俺の妹はくがーくがーといびきがでかい。


うるさくてなかなか眠れなかった。

仕方なく深夜に起きて、カリカリと鉛筆を走らせる音を小さくして、こっそりと復習と予習をした。


まあそのおかげで成績が良くなった。

そう頭が良い秘密はこれだ。


地獄ちゃんの寝音は心地が良いし、寝顔も美しい。

まるで白雪姫のような寝顔。


薄いピンク色の唇を眺めると、キスしたくなりそう。

無意識に地獄ちゃんの顔に近づいてた、唇に触れる寸前にガラリとドアを開ける音がした。


はっ、俺何やってるの?

まさかキスしようとしたのか?

静まれ理性!地獄ちゃんは病人だ。


カーテンを開けられた。

ひょっこりと顔を出したのは保健室の先生だった。


「あらら、お見舞いかしら?」


「はいっ、今朝、体調が悪そうだったので、俺がヘレさんを保健室まで連れて行きました。」


「えらいね〜。さっき体温計で測ってみたら熱を下げた。けど顔の色は悪い。午後の授業は難しいかもしれないので、先生に伝えてくれない?」


「あ、はい!わかりました。」


なぜかわからないけど保健室の先生に向けて、背をぴーんと伸ばして、会釈した。


「よろしくね。」


言い、保健室から出て行った。


はぁー急に力が抜いて来た。

俺が保健室に来る前に保健室の先生が来てたことをわかって安心した。


ベッドに地獄ちゃんのそばに座った。

背中は地獄ちゃんに見せて、顔は前のカーテンを眺める。

小さな声で呟いた。


「なあ地獄ちゃん大丈夫か?」


「ふわぁ、ガリ勉ちゃん?」


小さなあくびが聞こえた。

まさか起きた?しまった…


病人に起こさせてしまったことを申し訳なくて、罪悪感を背負った。


「ああ、悪りぃ起こさせてすまん…体調は大丈夫?」


「んーまだ頭が痛い。」


「ああ、そか邪魔して悪かった。じゃあまたな。」


スッと立ち上がろうとしたら


「ガリ勉ちゃん」


地獄ちゃんの声が聞こえたので、後ろに振り向いた。


「何?」


地獄ちゃんがスクールカバンをガサガサいじって、何か探し始めた。

スクールカバンから取り出したのは弁当だった。


「はい、これ」


「え、あ、べべべ弁当?」


何が起きたのかわからなくてオロオロとした。

へ?弁当?俺に?


「うん、この前、ガリ勉ちゃんから家庭の事情を聞いて、私が何ができることはないかと考えた。弁当は私でも作れると思って、朝早く起きて弁当を作った。」


体調を崩して辛いなのに、無理やりに笑顔を作った。

もしかしたら、俺に不安させないように気を遣ってる?


弁当を載せてる手を見たら、今朝に見たどおりに複数の絆創膏を貼ってある。

あああ…なるほど。


慣れないけど、俺のために弁当を作ってくれたか?


「ありがとう…助かった。今日は昼食なしかなと思った。マジでありがと!」


一年ぶりに弁当を食べれて本当に嬉しくて、截然と輝いた表情を地獄ちゃんに見せてあげたら


「どういたしまして。」


ニコッと嬉しそうに笑った。

この笑顔は作り笑顔ではない、自然だ。

やっぱ自然の笑顔の方が可愛い。


ベッドから立ち上がって、カーテンを開けた後、踵を返して地獄ちゃんに声をかけた。


「早よ治って、元気になれ。じゃまた。」


「うんっ!」


うー可愛い、写真を撮りたいくらい可愛い。

下心を抑えて、ゆっくりとカーテンを閉めた。


フーとため息を吐いて、今日は何の日なの?

ラッキーなことばっかりあって、不幸になるじゃないか?

明日、不幸にならないように手を合わせて、神を祈った。


祈り終わった後、再び踵を返して、教室に向かう。






ガリ勉ちゃんのために弁当を作ってくれた。本当に良い人だな。ここで惚れる?惚れない?どうなのかな?

続きを楽しみに待ってください。

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