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王国の剣、帝国の刃  作者: うみそら
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第二十九話 遭遇 ブレイドStory

音のする方へ走っていると向けっている先が一瞬明るく光る。まるで炎が立ち上がったような明るさだったが、一瞬だった。今のはなんだったんだろうと思いながら走っていると前方に黒い頭巾を数人の集団がいた。

「今のは......まさかグラッド様はあれを使ったのでは。」

「まさか、あれはまだ実験段階だぞ」

「でも......」

どうやら彼らに少し話を聞く必要があるかもしれない。

そう思った僕は腰にぶら下がった剣の柄に手をやりながら、彼らに声をかける。

「そこの方々、今の減少に心当たりがあるみたいですが、お話を伺っても?」

僕の声掛けに全員が振り向く。

「お主は?」

「そう名乗るほどの者じゃないですよ。単なる通りすがりです。」

「ほう。ふざけたことを......」

彼らが剣を抜く。声のかけ方を間違えたかな。仕方なく僕も剣を抜く。

彼らは僕の周りを囲む。そして間合いをつめて斬りかかる。

僕は真正面に突っ込み、そのまま正面の男を切り伏せ、輪に綻びを作る。そして剣を振り下げた右側の男に剣を下から振り上げる。そして振り上げた剣を左側の男に振り下げる。流石にそれは防がれた。

しかし今の攻防で残りは一人。

「今ならさっきの現象の説明をしてくれたら命は助けます。」

僕はその男に剣先を向け、投降を呼びかける。

「ぬかせ。」

男は体を低く屈め、剣先を僕に向け走る。突きをはなつつもりなんだろう。

体を右にそらし、男の首元を切り裂く。

残ったのは男の死体が三つだった。

とりあえず彼らの情報を調べようとその死体に近づいたらどこからか風が空気を切る音がした。咄嗟に後ろに下がると、男たちの死体は一瞬にして切り刻まれていた。

「っ!!??」

慌ててあたりを見回す。

すると月に照らされた家の屋根に片目だけが開いた仮面をつけた黒装束の男が立っていた。

僕はそいつもとへ走りだすと、突如突風が巻き起こり目を閉じた僕が再び目を開けるとそこには男の姿はなかった。

今のは.......

考え込んだ僕から少し離れた場所で再び世界は照らされる。とりあえずあそこに向かってみよう。

僕は思考を中断し、その場所を目指して走り出した。


すいません。いろいろ立て込んで投稿できておりませんでした。

二十九話です。

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