第二十五話 ウエンディ ブレイドStory
僕がアメリア様のもとへ戻るとそこには見慣れない少女の姿があった。
「アメリア様、戻りました。そちらの女性は?」
「ああ、戻ったか。彼女が私の友人のウエンディだ。ウエンディ、彼が以前手紙で話したブレイドだ。」
「アメリアに紹介頂きましたウエンディですわ。以後お見知りおきを。貴方がブレイドさんですのね。アメリアに剣を教えてるとお伺いしてますわ。」
「お初にお目にかかります。ブレイドです。よろしくお願い致します。」
お互いに頭を下げあう。
ウエンディ様が僕をじっと見つめる。
「どうなさいましたか?」
「あっ、いえ。ウエンディに剣を教えているとのことですから、どれほどお強いのかと思ったのですが、私には見てわからなかったのです。不快にさせてしまったら申し訳ないですわ。」
「ふふ。そうだな、確かにブレイドは見ただけだと強さが分かりづらいかもしれないな。」
「でも、私を助けてくれた方も見ただけだと強さはわからなかったですわ。でも変わった剣で野党をすぐに倒していてとても強い方でしたわ。」
「助けてくれた人って先ほどウエンディをここまで連れてきてくれた人だな。」
ウエンディ様の変わった剣という部分に少し興味を惹かれる。ジンも変わった剣を使っていた。つい僕は訪ねてしまった。
「あの、ウエンディ様。その強い方って、ジンという名前でしたか?」
「いえ。確かゼロス様と仰ってましたわ。」
「そうですか。」
すこし僕は落胆してしまった。もしジンならまだ共和国内にいるかもしれなかったと思うと残念な気持ちだった。
「そのジンという人物は確か、以前ブレイドが言っていた自分より強いという人物だったな。」
「ええ。そのジンも変わった剣を用いていたので......」
「そうでしたの。アメリアに剣を教えているブレイド様より強い方というのは気になりますわ。よろしければ私の方でも探してみますわ。」
「お心遣い感謝いたします。」
「私の方からも礼を言わせてもらおう。」
「気にされなくて大丈夫ですわ。それより、すこし共和国を見学していきませんこと。」
「ああ。そうだな。」
そうしてお二人が歩き出したので僕も周りを警戒しつつついていく。
......ジン、君はどこにいるんだい。
二十五話です。
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