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王国の剣、帝国の刃  作者: うみそら
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第十七話 王国第一王女 ブレイドStory

先輩たちのお祝いの言葉をかけられた後僕は儀式用の鎧を着せてもらい王城に向かった。

鎧は儀式用で白銀の鎧に紅いマントをつけ胸元には王国を象徴する鷲の紋章が入ったもので、訓練で着ている鎧よりだいぶ軽いものだった。

緊張しているのが見てわかるるのだろう。僕に付き添ってくれているアイル様が気にかけて言葉をかけてくれた。

「ブレイド、大丈夫かい?突然すぎただろうし、カール様に掛け合って、明日とかに調整するか?」

「アイル様......大丈夫です。これからようやく騎士になれるというのです。緊張なぞ、乗り越えて見せます。」

「それならいいけど......」

アイル様は僕の言葉にまだ納得はできていないようだったけど、僕の意思を尊重してくれたみたいだった。ただ、ちらちら僕のことを確認するアイル様は本当に優しい人だ。


アイル様に連れられるまま、謁見の間の扉まで来た。ここには引き取られた最初に一回来ただけだったけど相変わらず豪華な扉だった。アイル様が小さくいくよと言ったので僕はうなずきを返す。

「イクシオ騎士団副団長アイル・ストラード、その息子、ブレイド・ストラード登城致しました。」

「うむ。まっておったぞ。入れ。」

その言葉と共に、扉が開かれ僕とアイル様は中に入る。

中には中央奥の椅子に腰かける鍛え上げられた体躯に短く切りそろえられた顎鬚、燃えるような真っ赤な瞳にその頭上に王冠を被ったこのイクシオ王国国王カール様がいた。そしてその右わきには騎士団長のレオ様、左には宰相のイグナシオ様そのほかにも騎士団の部隊長クラスの人たちがいた。その光景に圧倒されている僕の背中をアイル様にそっと押されて慌てて現実に戻る。急いでさっき教えられた通り謁見の間の中央に向かい、片膝を着き、腰から剣を抜き剣先を真上に向ける。そんな僕の様子を周りの人は微笑ましそうに見ていて、少し恥ずかしかった。

片膝をつく僕に向けカール様は椅子から立ち上がり目の前まで歩き、腰から剣を抜き刃先を向け言葉を告げる。

「その身大鷲の紋章を持つ者、ブレイド・ストラード、主はその紋章に誓いこのイクシオ王国を守護せし剣の一振りとなることを誓うか。」

「この身は王国の剣たることを誓います。」


王が玉座に座ったの確認し、僕は小さく息を吐き剣をしまい立ち上がる。これで僕は晴れてイクシオ王国騎士団の正騎士の一員になった。

儀式を終え、謁見の間から出ようとした僕とアイル様にカール様から声をかけられた。

「ブレイドよ。騎士になってそうそうだが、頼まれごとをしてくれぬか。」

「はい。なんなりとご命令ください。」

騎士になって最初の任務だと張り切る僕にカール様が告げたのは驚きの任務だった。

「アメリア、こちらへ」

カール様に呼ばれてカール様の隣にきたのは1人の少女だった。

青い髪は腰まで伸び、眼鏡をした彼女の瞳はカール様と同じくらい燃えるように真っ赤だった。

「この儂の長女であるアメリアに剣を教えてやってくれんかの。」


僕と彼女はこうして出会った。そして、この出会いが僕とジンの関係が大きく変わっていく始まりだったのかもしれない......

十七話です。ブックマーク、感想よければお願いいたします。

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