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王国の剣、帝国の刃  作者: うみそら
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第一話 終わりの始まり

初投稿です。読みづらい点あると思いますが温かく見守って下さい。

冷たい風が吹き付ける草原にぶつかり合う2つの影があった。

「何故だ、何故君がそこにいる。」

白い甲冑を身に纏う青年が左手に構える黒い剣を降りおろし、それを右手に構える白い片刃の刃で受け止めた黒い甲冑を身に纏う青年に問いかけていた。

黒い剣を受け止められた青年は右手に持つ盾で相手を殴りつけながら言葉を続ける。

「あの時交わした約束を違えるのか。君と僕のあの日の誓いを忘れたのか!!」

盾で殴りつけられた青年は衝撃で後ろに後ずさるも目の前の相手を睨みつけつけながら口を開いた。

「忘れるわけがないだろ!!......俺も誓いが果たされることを望んでいたのだから。」

白い刃を上段に構え、青年は斬りかかる。

上から振り下ろされた刃を盾で受け止め、黒い剣で目の前の空間を横に切りつけながら言葉を返した

「ならば、何故そこにいる!!僕は君を待っていたんだ!共にこの国を守るその瞬間を夢見て、それが何故この国を滅ぼそうとするんだ!!」

横に振られた黒い剣を後ろに一歩跳ぶことで躱し、今度は白い刃の切っ先を相手に向け突き出しながら、問いに答える。

「簡単な話だ!俺には守りたい者がいる。......それだけの話だ!」

突き出された白い刃を横に躱し後ろに跳び息を整えた青年は盾を前に構え、黒い剣を構えなおす。

目の前の相手が姿勢を整え、構えなおしたのを確認するともう1人の青年も白い刃を腰にある鞘に仕舞い右手を刃の持ち手に固定させる。

お互いがそれぞれ構え見つめ合ったのは長いようで一瞬だった。

「ジン!!」

「ブレイド!!」

2人の間に冷たい風が流れたのを合図にジンと呼ばれた白い刃を持つ青年とブレイドと呼ばれた黒い剣を持つ青年はお互いに目の前の相手を倒さんと駆け出した。



そこは戦場だった。無数の人影が武器を交え、命を落としていく。そこは紛れもない戦場だった。



誰よりも慈悲深く美しいとされた皇女が率いるアイギス帝国と誰よりも賢く可憐とされた王女率いるイクシオ王国、この二つの国による戦争が始まった。この戦争を後の歴史家はこう分析する。

あの戦争でこのアルド大陸の歴史は大きく動き始めたのだと......

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