act3「山間の村に無理やり宿泊
森を抜けたところで、山間の村を臨む場所に着いた。
季節は夏の盛りといったところだろうか。気温はそれほど高くなかったが、湿度は高めだった。木々は水気を孕んだ風の中で青々と茂り、草木の濃密な匂いの中で踊っていた。太陽は薄雲をかぶせて、ちょっと柔らかくなった日差しを投げかけていた。
「これは雨になるな……」
もっと強い日差しが似合いそうな、褐色の肌の青年が空を見て口を開いた。そこに並ぶ木々のように痩躯で、背は高く、それよりさらに長い二メートルほどの短槍を手にしていた。
青年――織深・奏治の言葉に、嘆くような答えがあった。
「雨いや……っ。屋根のあるところで休みたい」
それは雲雀が鳴くような美しい声。水気にむっとした空気の中で、透きとおった水晶硝子の風鈴の音のようにカラリと響く声。
だが、それに答える少年の声は、低く、重々しく、不機嫌だった。
「甘えるな。愚痴をこぼしている暇があったら少しでも先に進め」
「ジュン……、わかったよ」
七那瀬・神恵は落胆を隠さない声で答えた。しかし、音無・盾が意に介した様子はない。
これまではジュンとカミエ、二人だけの旅だった。そのあいだは、カミエが何を言っても、ジュンが切り捨てて、カミエが大人しく引き下がって何事もなくなるだけだった。――だが、今は旅の一行も二倍に増えた。
ソウジがまず抗議した。
「おいおい、本気かよ。雨になると面倒なんだぜ。荷物は濡れる、武器は拭かないといけない。お前の鎧だって錆びるぞ、っていうか、お前むれないのか? それ。臭い男は嫌われるんだぞ」
「知ったことか。神の加護を頂いている(神よ、その恩寵に感謝いたします)俺には、この身を守る鎧が蒸れることなんかない」
「本当か? カミエ?」
「え……、ちょっと、答えづらいかな」
「おいお前―! 女の子にこんな受け答えさせるなんてありかよ! ほら、あの村に行こうぜ」
「黙れ。却下だ。いちいち村が見えるたびに、雨が降るたびに足を止めていたら、いつまで経っても北に着かないだろう」
「ぶー」
しかしソウジは、交わした約束のために必要以上にジュンに逆らうわけにはいかない。
だが、旅の一行にはもう一人いる。吟遊詩人のジルコニア――大きな帽子をかぶった、見た目十二歳くらいの幼い少女は、三人の会話を黙って聞いていたところで木の根に足を盗られ「うぎゃ」転んだ。
「おい、ジル、大丈夫か? む……服が汚れたな。早いところ拭かなければ汚れが落ちん」
ジルコニアを助け起こしたソウジは、所帯臭くそんなことを言っていた。
その幼い少女は、青年の腕の中でふるふると震えていた。――憤りに。
「あー! もういや!」
突然さけんだジルコニア。
少女らしい甲高い声はソウジの鼓膜を強打し、彼は力なく地面に倒れ伏した。そんな彼を尻目に、ジルコニアは若い騎士に向かって拳を振り上げ訴えた。
「ジュンお兄ちゃん! あたしは宿屋に泊まりたい。雨の中の野宿なんて嫌!」
ジュンは、当然とりあわない。
「うるさい」
「もう何日、前の街から歩き続けてると思ってるの? お兄ちゃんと会ってから、一回も屋根のある場所で寝てない。もうあたし我慢できない!」
「うるさい。だったら消えろ」
「お姉ちゃん、何か言ってよ」「え、えっと……」
――――
「この村では、ここが一番まともそうだな」
結局、三対一で押し切られたジュンは、村に入って宿を取る破目となった。
理不尽、まったく理不尽。こんなことになるなら始めからやはり同行を許すべきではなかった……ソウジもおとなしく引き下がると思えば、言葉巧みに説得してきたし……おまけにカミエの奴、すっかり調子に乗りやがって、自分の立場ってもんをわかってるのか……どいつもこいつも、俺が指揮を執ると認めたくせに我が儘言いやがって……誰も自分の立場が分かってないな……
胸の中は愚痴でいっぱい、しかし後悔先に立たずで、ジュンはいつもの三倍の仏頂面で宿に入った。
村は森と山に囲まれた場所らしく、どの建物も総じて木造だった。ただその木材の色は、普通の木目色より少し濃いカフェオレのような甘い色で、仄かに艶出しされた表面が美しかった。他では高級材として取り扱われる木材だった。
ジュンの選んだ宿屋は、村で一番の美しい外観を誇っていて、巧みな木像や家具などがインテリアに飾ってあった。内部は、仄かに白檀の匂いがした。
と、何故かソウジがもじもじし始めた。彼はジュンに小声で話しかけてきた。
「なぁ、もう少し安いところにならないのか」
ジュンはソウジが抱えた問題を一瞬で見破った。
「嫌だ。――これ以上、何一つお前達の要求を聞く気はないからな。貧乏人は馬小屋にでも泊まれ」
ソウジは声もない。
「ソウジお兄ちゃん……あたしここに泊まりたい……」
「俺達にその金はねぇよ……」
貧乏宿なしさ……哀愁漂う声でソウジが言った。
カミエが気遣わしげにソウジと、ジュンを交互に見ていた。もちろん、ジュンは取り合わないが。
ジュンは褐色の肌をした二人を放置して、窓口に収まっている宿屋の主と向かい合った。
「あるじ、二人用の部屋一つだ」
「はいはい、毎度どうも。――二人って、もしかしてそこのお嬢さんと?」
「あぁ……別に変なことはしない。ベッドは二つで……」
一つ、ジュンは思いつきした。
ちょうどその時に、後ろでこんな会話がされていた。
「あーあ、こればっかりは仕方無いか……。あたしも貧乏は身に沁みてるしね」
「ジルちゃん……また明日だね」
「うん、まぁ、ナナお姉ちゃんはジュンお兄ちゃんと仲良くしててよ。何か進展があったら教えてね。――でも、お姉ちゃんと一緒の部屋になれると思ってたのにな」
「えっ……あ、それも良いね」
「おい――」
「あ、何?」
ジュンが二人の会話に割り込んだ。
「カミエ、お前本当にジルコニアと同じ部屋になりたいか?」
「う、うん。それもいいかなって。……あ、でもでもジュンが嫌いになったわけじゃないよ」
台詞の後半を力を込めてカミエは言った。
ジュンはそれを聞き流しながら、エントランスの片隅で肩を落としているソウジを見やった。
「ソウジ、お前たちの分の宿代を払ってやる。そのかわり、お前は俺と同じ部屋だ」
「――!」
一同に驚愕が走った。
「や――やっぱり、私はジュンと同じ部屋にしたい」
すかさず、カミエが言った。
慌てた表情のカミエ。だが、ジュンは無表情に彼女の顔を見るだけだった。
「俺はそうしたくない。――いいか、これは命令だ。俺の言うことには逆らわないよな、カミエ? それとも――ジルコニア、ソウジ、今からでも俺はこの村を出て先を目指してもいいんだが」
「ここに泊ってお姉ちゃんをお兄ちゃんから離すか、それとも雨になる空の下歩くか、どっちか選べってこと?」
太めの黒い眉を吊り上げ、ジルコニアが吐き捨てるように言った。
ジュンは何も言わない。――気まずい、とソウジは何も言えないままに思った。
カミエはどうしたらよいか分からず、旅の連れ合いをおろおろと見渡した。そんな彼女を、さしものジルコニアも複雑な心持ちで見ていた。
「――決めるのは、ジルコニアか、カミエか。それともソウジか?」
尊大な様子で若き教会騎士は言う。
しばしの沈黙の後、口を開いたのはジルコニア――いや、カミエだった。幼い吟遊詩人が何か言いだそうとした瞬間に、カミエがその機先を制したのだった。――決定の責任を、自分で取ろうとするように。
「わかったよ、ジュン。私はジルちゃんと同じ部屋にするね。――二人とも、それでいいね」
「俺は構わない」――何でもないような様子を装って、ソウジが言った。
ジルコニアは不満なような、ためらうような様子だったが、
「うん」
ごめんね――ジルコニアは小声で言った。
部屋に通されたとき時刻はまだ十二時を回ったばかりだった。
宿屋の者に出させた軽食を部屋で摂り、そのままジュンは部屋にこもって一日聖書を読むことにした。
別の部屋に入れた女子二人のうち、ジルコニアはすでに一人で何処かへ出かけていた。――楽器の練習をすると言っていた。――カミエを監視していろとジュンは言ったが、吟遊詩人であるジルコニアは離れた場所からでも特定の人間を観察することが可能。離れていても音が聴こえるからと、吟遊詩人たちが言う、そのことをジュンは承知していて好きにさせた。
だが、何故カミエを連れていかなかったのか――ジュンは少し疑問に思ったが、深くは考えなかった。
そのカミエといえば、まだ部屋にいるようだった。何をしているかはしらない。――どうでも良い。面倒を起こさなければ何をしようが知った事ではない。見張っていなくとも、別に逃げ出すわけではない。
三人目としてのソウジはといえば、昼餉を取った後すぐふらりといなくなり、帰ってきたのが今だった。
「……お前、これからずっとそうしているのか?」
部屋に入ってくるなり、ドアの縁にぎりぎり頭がつくほどの長身の男は言った。
「今までカミエがいて、落ち着くことができなかったからな。――で? お前は何をしているんだ?」
「あ、あぁ――宿屋の主人にちょっと稼げる日雇い仕事がないかって聞いてきたんだ。千輝ってとこの家を改築する人間を探しているらしいから、俺はそこに行ってくる」
「そうか。じゃあさっさと行けよ」
新書サイズの聖書から眼を離さず、ジュンは言った。
ソウジは居心地悪そうに部屋を歩き回り、壁に立て掛けた槍をいじった。
「なぁ、お前、冷たいよな」
「――何のことだ?」
「いや……何でもないわ。これからずっと部屋にいるのか?」
「そうだ」
「カミエと出かけたりしないのか?」
「わざわざそんなことをする必要があるのか? 旅ならうんざりするほどできる。暇なら、お前があいつを連れ歩けば良いだろう」
ジュンは無感動に言う。
――先程、宿屋の主人と仕事の話をしたすぐあと、ソウジはカミエ達の部屋に行った。
ジルコニアが出かけたのはもちろん知っていた。誰もいない部屋で、カミエは部屋に飾られた花に水をやっていた。とても退屈そうに。――その光景は、一枚の絵のように完成された美しさがあった。灰色の空が見える部屋に一人たたずむ彼女は、水に濡れて葉をさげた花だった。
ジュンのところに行かないのか、とソウジは尋ねた。
カミエは否定した。――なんだか、行きづらいから、と。
まるで飼い主から離されて木に結び付けられた仔猫のよう。相手にしないのに、ただ逃げ出さないように首に紐を付けられて。――その紐も、ジュンが作ったものではなく、彼女自身が作った『恋慕』という名の見えない紐だった。
ソウジは何も言えなかった。ただ、あいつの様子を教えてやるよ、と絞り出すように言った。
その瞬間、花を濡らしていた冷たい雫が落ちた。――カミエのターコイズの瞳に一瞬見えた、嬉しそうな輝きはまだソウジの網膜に焼き付いている。
「おう、カミエ。ちょっくら出かけてくるぜ」
階段のところにカミエがいた。所在ないように――水面に儚く揺れる、可憐な花弁のように。
うん、とカミエは明るい声で肯いた。影は濃かった。
「……あいつは駄目だわ。全然ひとのことなんか相手にしてね」
「あ、ごめんね。――別に気にしてないよ。ジュンはいつもあんな感じだから」
「――、…………」
何か言おうと思ったが、何も思いつかなかった。
間を持たせることもできず、ソウジはカミエの隣をすり抜け階段を降りて行った。
「ジュン、私も散歩してくるね」
――元気そうだな。
部屋に顔を見せたカミエを見たジュンは、内心おもしろくないように思った。
「毎日飽きるほど歩いているのに、よく散歩なんて言葉が出るな」
何も言う必要はないのに、ジュンは会話をつづけていた。
言ってからそのことに気がつくが、カミエは普通に受け答えする。――いつものことだ。
「私、身体は丈夫だから。さっきから猫の声が聞こえるから、その子を探しに行くつもり。――ジュンは、剣の稽古とかしないの?」
「今はしない」
「そう、ジュンが稽古するなら、付き合ってみようかなとか思ったのに」
「いままで、そんなことさせたことがあったか?」
「ううん、ないない。でも、思いついたから言ってみただけ。――じゃ、行ってくるね」
見送る言葉は。もちろんない。
だがソウジが出ていく時は聖書から眼を放さなかったジュンは、金の髪が揺れるカミエの背中はしっかり見ていた。
○
「スレッチー! スレッチ! ――――どこ行ったの……?」
木立の中に声が響いていた。
幹の狭間に密にはえた藪を物ともせず、草刈り鎌を振るいながら少女が歩いている。丈夫そうな麻の生地のジャケットを着た、蒼い髪の十四歳くらいの女の子だった。
汗が流れる、薄い琥珀色の顔には焦りにも似た、心配そうな表情がある。藪を切り開く歩みは落ち着いたものだが、その内心はかなり穏やかではないようだ。
と、近づいてくる足音があった。
スレッチ? と少女は探している者のことを思う。――違うよね、とすぐに思った。スレッチの足音はこんなに大きくないし。
「誰?」
「よう、花憐ちゃん。何か探してるみたいだな」
現れたのは少年。それも一人ではなく――三人。少女よりも一回り年上で、山で鍛えられた引き締まった大きな身体で、威圧的に少女――カレンの前に立った。
何? カレンは鎌を低く構えながら、威圧し返すように言った。
「あんた達と遊んでる暇はないんだけど?」
「それは見ればわかるなー」
少年たちが感じ悪く嗤った。
「猫探してるんだろ? どこにいると思う?」
「知らないわよ。――まさか、あんた達……?」
「察しがいいな、カレン。さて、どうする?」
ほのめかされた、彼女の猫――スレッチの誘拐。
一瞬、鎌で切りかかろうかと思い、彼女は思いとどまる。億したわけではない、ただその真偽を疑ってみた。
「――スレッチが、あんた達なんかにやすやすとつかまるはずがないわ」
「…………じゃ、爪でも引っこ抜いて来てみるか」
少年たちと、カレンは睨み合った。油断ない腹の探り合い。空気が張りつめたまま、硬直した。
ざわざわ……
森が静かになっていた。――鳥のさえずりも、虫の声も聞こえない。木々の葉だけが、不気味に、落ち着きなく、がさがさとざわめいていた。
不安――カレンの胸に忍びいる感覚。
だが、決してカレンは目の前の少年たちに億したわけではない。その証拠に、少年たちの方がより強い不安の表情を見せていた。――瞳を泳がせ、カレンに向ける集中が途切れ途切れになっているのが見てとれた。
――森を竦ませる得体の知れない気配、それが少年たちに向けられていることを、彼らは賢しくも感じ取っていた。
やがて、声が聞こえる。少女の綺麗な声。雲雀が鳴くように美しく、だが、どこか空恐ろしい声で、
「女の子をよってたかって虐めちゃだめだよ」
姿はない。――近寄ってきた気配もなかった。
少年たちと対峙しても怯えることのなかったカレンは、みぞおちの辺りが縮こまるような薄い怖れを感じていた。
少年の一人が絞り出すように声を発した。
「誰だ! 姿を……見せやがれ……!」
「――ここだよ」
答えはすぐ返って、声の主が藪を鳴らすこともなく姿を現した。
現れた少女を見た時、カレンは素直に美しいと思った。――白炭のように白い肌に、木漏れ日よりも美しい金髪。ターコイズの瞳は、同じ色の自分の瞳がくすんだガラス玉のように思えるほど。
そして、恐ろしい、彼女のまとう気配が。森を沈黙させ、足元の藪が道を開けるほどに絶対的な威圧感を放ちながら、少女は微笑しつつカレンの前に立った。
「……お前、見ない顔だな」
かすかに震える声で、少年の一人が言った。
「うん、私、旅してるから。今日はここに泊るの」
「よそ者には用はねぇ。――失せな」
「ううん、用がないのはあなた達の方。女の子を虐めちゃうような子は、さっさといなくなりなさい」
その瞬間、風が騒いだ。――叫んだ。
『畏怖』が膨れ上がり、陽の光さえ翳った瞬間。
三人の少年のうち、一人が足の震えを隠しきれなくなった。また一人は、顔を真っ青にしていた。
それでも残りの一人は、声を励まして金髪の少女――カミエに抗った。
「なんだよ……てめぇもガキのくせして……」
「――――」
カミエの答えはない。
だが、彼女から放たれる威圧感は大きくなるばかりだった。少年たちはもう、気を失わんばかりに恐怖していた。
そう……恐怖。無抵抗な魂に刻みつけられるような恐怖に、少年たちはもはや強がることも、その逞しい腕に物を言わせることもできなくなっていた。――口を聞くことすら恐ろしいと思える、カミエの得体の知れない気配。
魂すら凍りつく静寂の後、やがて少年たちは声もなく立ち去った。
彼らの姿がなくなった途端、カミエの気配が小さくなった。剣を鞘に戻したようだった。
「――ごめんね、少し怖がらせちゃったかな?」
カレンに振り返って見せたカミエの表情は、花も恥じらうような頬笑みだった。その笑顔に、さきほどまでの恐怖の残影も生々しいまま、誘われる自分をカレンは感じていた。
――森に息吹が戻った。鳥が歌いだし、蝶々が花に誘われはじめた。
カレンは自分の唇が青白くなっていることを自覚しつつ、深呼吸して、冷静に答えた。
「ううん、私は別に……あいつら、追い払ってくれてありがとう」
その言葉に、カミエはさらににっこりと、蜜のように甘く、笑みを濃くした。
どき……カレンの胸が不自然に高鳴った。
「どういたしまして。でも、ちょっとやりすぎちゃったかな。――ま、それはいいとして、私、あなたに用があるの、――花憐」
教えていない自分の名を口にされ、カレンの表情が再び強張る。
「あ、ごめんごめん。別にカレンを驚かせたいわけじゃないんだけど、……猫さんが――マグ・スレッチさんがあなたを呼んでるから」
「――スレッチは何処にいるのっ?」
自分の探していた猫の名前が出た途端、カレンは委細構わず問いかけていた。
あっち、とカミエは指さす。
「紐が絡まっちゃって、身動きできなくなってるの。連れて来てあげてもよかったんだけど……私だと怖がらせちゃうかもしれないから」
そう言ったカミエは、少し寂しそうな表情だった。
決して自分の持つ迫力を誇っているわけではない――それを見てとった時、カレンは目の前の美少女に初めて親しみを持った。
「じゃあ、行こうか?」
結構かかったです。