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爆縮と体温の機知(2)

一番の枕

身体の半分から来る

耐えられる程度の気持ち悪さは

いずれ

巨大化して

周りを襲って行くかもしれない

僕等は

一つになることを拒んだ

だから

敵味方も一つに成らず

四方八方から

好かれたり嫌われたりする

それで良いのが

多様化だから

八方美人は傷つくだけ

巨大化した物に

取り込まれるのも

一つの手段だが

僕は嫌いだ


細胞も心情も

無理矢理に連結されていく

あの気持ち悪さは

寝心地の悪い寝具みたいで

触れることすらしたくない

帰る場所は

暗い部屋だが

居心地が悪い訳じゃない

大切な物をメンテナンスするには

丁度良いのだ

欲望は勧善懲悪で

誰かの優しさも

それに含まれるのである

必ず出来る影だから

好きになる以外は無いのだが

遠回りする形を

考えられる人は居ない

直ぐにという形は

無条件で

それを無かったことにする

通り過ぎるとは

考えないことなのだろう

行動している時点で

ある程度

考えている筈だからである


道端の小石で結構だ

蹴られたなら

よく蹴ったなって

褒めてあげよう

蹴られない小石は

いつ見ても

そこにあるという事だ

それは凄いことなのだから

褒めてあげよう

簡単な賞賛で済ませてしまえば

その後のことがどうなろうと

知ったことでは無い世界だ

明るい意思表示とは

簡単な許容を得たと

相手に勘違いさせることが出来る

その影を好きになれるか

成らざるを得ないのか

巻き込まれない人間は居ない

巻き込み確認、良し

誰も居ないことを確認した

それによる自由が

一番の枕である







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