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1章 1話~壊れる日常

一人の少年が目を覚ます。


「う、·····ここは何処だ?って、熱い!」


辺りはメラメラと燃えている。しかも建物が崩れて入り口を塞いでいる。


「このままだと本当にヤバい。そもそもここは一体······そうだ、ここは調理室の場所だ」


思い出した、自分は先程まで学校の事業で調理をしていたんだ。でも、情けない僕はいつもどうりに失敗して、皆から笑われバカにされる。先生も嫌らしい笑みで注意してくる。正直言って僕はここが嫌いだった。いや、外も同じだ何処に言っても僕は皆から嫌われている。誰かに助けようが親に助けようが皆僕の事をゴミのような目で見てくる。本当にうんざりしてくる程だ。正直、自殺でもしようかと思ったが怖くて結局出来なかった。まあ、そんな事もありいつもどうりにからわれてバカにされ時間が過ぎようと思ったときにあれが現れた。そう、ゾンビだ。ゾンビが何処からともなく現れて学校のクラスメイトが次々と教われる。逃げ惑う皆は僕をつきどばし逃げていく。助けて、と言っても助けてくれる訳がない。取り残された僕は一体のゾンビが近づいて来る。


何もできない僕は震えて僕は座り込んでしまった。一歩ずつ近づいてくるゾンビ。そして僕は願った。死にたくないと。次の瞬間テーブルにおいてあったガスコンロのボンベが爆発した。何故僕はその時生きていたのかは知らない。でもそのお陰でゾンビは爆発で倒れ付してしかも建物が壊れて入り口が塞がれたせいでゾンビが気絶している僕に近づく事も出来なかった。


「しかし、周りは燃えあがっているし、入り口も塞がれていて脱出する事も出来ないじゃん。これじゃあ助かった意味がないよ」

「そんな事もないよ」

「っ!誰だ!」


僕は声のした方にバっと振り向く。するとそこには肩に人の肩に乗れるくらいのしましまのクマのぬいぐるみが僕の目の前で立っていた。何だこいつはさっきまでいなかった筈なのに。しかも、入り口が塞がれていている状況でどうやって入ってきたんだ。


「お前は一体何なんだ」おや、僕を見ても驚かないんだね。やはり君は見所がありそうだね」

「いや、そりゃあ驚いているけどさ。と言うよりまずお前が誰なのか教えて欲しいんだけど」

「それは失敬、僕の名前は君達を導くものミチベエ」


変な名前だ、そう思うと心を読み取ったようによく皆から言われるよと言ってきた。こいつ人の心を。


「安心して、必ず名前を聞かれると皆からさっきの反応みたいになったり口に出したりするんだ。まあ、僕は慣れているから良いけどね」

「そっか、それで僕に何のようだ」

「そうだね、時間もないし。単刀直入に言うよ。君は魔法少女にならないかい」

「は」


こいつは何を言い出すんだ。

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