八章
★八章★
【行動指定時間だ】
( ^ω^)「なんというストレス、これは間違いなく暇」
そういえば、これは最後の一戦らしい。
試合が終わったら僕らはどうなるのだろうか。
【昼になるので集会所へ来たまえ】
……沈黙
('A`)「…まずいな」
川 ゜ -゜)「占い師が襲撃されたと見ていいのだな」
('A`)「ぁあ、占い師がもしまだいるなら、名乗り出ろ」
(´<_` )「どうやらアニジャが占い師だったらしいな。」
アニジャがいない上に誰も占い師の宣言をしない。
要するにアニジャが占い師で、人狼側も妖孤も潜伏しているのだ。
(´・ω・`)「で、ドクオ。何がまずいんだい?」
('A`)「占い師は、村人側のリーダーと言ってもいい存在だ」
_
( ゜∀゜)「確かに大将がいねえとつれーな」
( ><)「霊能者さんが頼りですね」
( ^ω^)「霊能者は名乗り出るお!」
ξ゜3゜)ξ「それもいいわね。けれどきっと霊能者は複数人出てくるわよ」
川 ゜ -゜)「まぁ、霊能者の自己判断で出ればいいさ」
(*゜ー゜)「私が、霊能者よ」
(´・ω・`)「む、偽者か。僕が霊能者なんだが…」
(´<_` )「二人、か」
('A`)「ならあれだ、この二人はおいといて、他から怪しいやつを投票しよう」
川 ゜ -゜)「それが最善だろうな」
( ^ω^)「霊能者に投票はだめってことかお?」
ξ゜3゜)ξ「今は霊能者を名乗る二人だけが、推理をさせてくれるのよ」
推理をさせてくれるという表現は、とても適切だ。
霊能者すら名乗り出なければただの運のゲームになってしまう。それはつまらない。
沈黙、そして自室への移動…
「投票結果」
オトジャ →ジョルジュ
クー →ビロード
シィ →ジョルジュ
ショボン →ジョルジュ
ジョルジュ →ブーン
ツン →ドクオ
ドクオ →ツン
ブーン →ドクオ
ビロード →クー
【これより夜にする。狼は来てくれ】
占い師が出ないなんて。
――僕が出ていれば、かなりの信頼を得られたのに
けれど、まだ僕は生きている。
生きている限りは、僕の一票があるし、誰かの一票を動かせるかもしれない。
大切なのは、ここからだ。
【行動指定時間だ】
ジョルジュが消えたのは、皆がハイレベルな騙しあいを望んでいるからかも知れない。
だがここで一つ、投票結果からわかることがある。
ジョルジュが狼なら、シィやショボンやオトジャは狼ではないのだろう。
完全にランダムな投票で身内を切るとは考えられないからだ。
【昼になるので集会所へ来たまえ】
(´・ω・`)「ジョルジュは人間だったよ」
(*゜ー゜)「狼だったわ」
('A`)「お、分かれたか。なら簡単だ」
川 ゜ -゜)「シィに投票か?」
( ><)「へ?」
('A`)「クーと同意見だ。狼判定出した霊能者は、用無しってことよ」
ξ゜3゜)ξ「どちらが正しいにせよ、2回の投票で1人の敵を消せたことになるのね」
川 ゜ -゜)「もしシィが本物だとしても、次の狼判定は試合がしてくれるからな」
(*゜ー゜)「え……どうして私が投票されなきゃいけないのよ」
(´・ω・`)「実際、君は偽者だし」
('A`)「真偽は関係ない。役割を果たしたって感じだ」
少しだけ、静寂が訪れる。
数名は何故シィが投票されるのかを考えていた。
数名はもう沈黙でもいいと考えていた。
数名は――
( ^ω^)「そういえば、誰も襲撃されてないお」
('A`)「そうだな、狐か、護衛先を襲撃ってことだな」
(´<_` )「なんとも言えないな」
( ^ω^)「でも、村人が減っていないのはいいことだお」
( ><)「いいことなんです」
沈黙、そして自室への移動…
「投票結果」
オトジャ →シィ
クー →シィ
シィ →クー
ショボン →シィ
ツン →シィ
ドクオ →シィ
ブーン →シィ
ビロード →シィ
【これより夜にする。狼は来てくれ】
( ^ω^)「シィ涙目wwwwww」
なんだかよくわからないが、このままじっとしていていいのか。
難しい。出るタイミングと、その役職はとても難しい。
なんだか、今は出ても疑われるだけのようで怖い。
【行動指定時間だ】
実際、ジョルジュかシィのどちらかは狼とみていいだろう。
どうも、態度からはシィが怪しかった。
怪シィ……なんちゃって
【昼になるので集会所へ来たまえ】
(´・ω・`)「シィは狼だったよ」
( ^ω^)「ドクオが襲われたのかお……」
(´<_` )「よし、名乗り出よう。俺は狩人だ」
川 ゜ -゜)「どこを護衛したかは覚えているか?」
(´<_` )「ああ、初日がドクオでその後はずっとショボンだ」
ξ゜3゜)ξ「他に狩人はいる?」
ξ゜3゜)ξ「いないならオトジャさんと、ショボンは本物説が濃厚ね」
川 ゜ -゜)「どちらにせよ、そろそろ誰かの役職を確定させなければな」
( ><)「頭がこんがらがってきました」
( ^ω^)「なら、シィとショボンのどっちを信じるか決めるお」
川 ゜ -゜)「私はなんとなく、オトジャとショボンは怪しいと思うんだ」
ξ゜3゜)ξ「そう?シィの態度の方が怪しかったわよ」
(´<_` )「俺はまたショボンを守ればいいんだな?」
川 ゜ -゜)「いや……」
( ^ω^)「それでいいと思うお」
( ><)「よくわかんないんです」
川 ゜ -゜)「ならばこうしよう」
川 ゜ -゜)「ショボンが本物と思うなら私に、シィと思うならブツンに投票でどうだ?」
ξ゜3゜)ξ「確かにこうやっていても決まらないし、私もそれでいいわよ」
沈黙、そして自室への移動…
「投票結果」
オトジャ →クー
クー →ツン
ショボン →クー
ツン →クー
ブーン →クー
ビロード →ツン
【これより夜にする。狼は来てくれ】
残るは5人。
僕は狂人だ。
そして狼が一人と、オトジャが狩人でショボンが霊能者とする。
あと一人は村人ということか。
【行動指定時間だ】
もしオトジャが本物なら襲撃先は、オトジャだろう。
僕が狼でもそうする。なら、どうする?
村側は霊能者と村人で
狼側は僕と狼で
2対2だ。できれば上手く村側確定のショボンを消したい所だけれど……