四章
★四章★
【ゲーム終了だ。集会所に来たまえ】
視力と聴力を取り戻すと、他のプレイヤーが騒ぎ始める
_
( ゜∀゜)「ハハハッ!案外、ラクショーじゃねえか!」
(*゜ー゜)「これが本番なら良かったのにねー」
和やかになる彼らとは対照的に
真実を知る者達は黙っていた。そう、知ってしまったから。
このゲームは誰も信じられないものだと。
騙し、騙され、利用し、操り、嘘を吐くゲームだと。
【勝者は人狼側。配役はこれより配る紙を見たまえ】
「役職」
アニジャ 狂人
オトジャ 村人
クー 妖孤
シィ 村人
ショボン 狩人
ジョルジュ 村人
ツン 人狼
ドクオ 人狼
ブーン 占い師
ビロード 霊能者
(*゜ー゜)「え?人狼側?」
( ´_ゝ`)「もしや、俺は勝ったのか?」
ξ゜3゜)ξ「そうよ、人狼側の勝利よ」
('A`)「ワカンナイが霊能者だったのはラッキーだったぜ」
( ><)「いきなり死亡したからよくわかんないんです」
一人、納得してない者がいた。
_
( ゜∀゜)「っざけんな!」
_
( ゜∀゜)「ショボンとブーンに投票すれば勝ちじゃねえのかよ!俺を騙したのか!」
('A`)「その通りだ」
【実際にプレイしてもらってわかったかね】
【このゲームは推理するゲームであるが】
【占い師側と狼側のどちらに民衆がつくか、というゲームでもある】
【人狼や狂人、それに妖孤は村人達を騙すのが勝利につながるのだ】
_
( ゜∀゜)「ちっ!ムナクソわりぃゲームだ」
('A`)「せいぜい自分の頭で考えて行動するこったな」
川 ゜ -゜)「話を変えて済まないがドクオに二つ質問がある」
('A`)「なんだい?」
川 ゜ -゜)「まず、私が占い師に殺されるのを予測してショボンに投票させたのか?」
('A`)「どうだろうな」
川 ゜ -゜)「やるな…」
(´<_` )「そうか、我々も占い師も妖孤も、ドクオの手のひらの上で踊っていたのか」
ξ゜3゜)ξ「…人狼は二人なのに」
川 ゜ -゜)「二つ目だが、このゲームには多少のセオリーがあるね?」
ξ゜3゜)ξ「…スルーですか」
('A`)「否定はしない、だがセオリーが全てではないし、この配役は俺も初めてだ」
( ><)「配役ってなんですか!」
('A`)「例えば狩人が二人とかそういう違うルールで俺はやってたんだよ」
(´<_` )「確かに、それならセオリーとやらも違ってくるな」
(´・ω・`)「でも、ドクオは良い人だね」
_
( ゜∀゜)「どこがだよ!俺達を騙したんだぜ!」
(´・ω・`)「いや、本当に騙すならここでは本気を出さないさ」
川 ゜ -゜)「確かにそうすれば、このゲームの厳しさを誰も知る事なく」
( ^ω^)「まんまと一回戦で嵌められることになるお」
('A`)「それじゃあフェアじゃないからな」
( ´_ゝ`)「まぁまて、要するに今回は俺のファインプレイってことだ」
全員「違う!」
【皆がゲームの趣旨を理解したところで、一回戦を始めようか】
それぞれ、自室に戻り始める
そう、最初は夜だ
その間は暇なんかじゃない、沢山、考えないと
考えて、考えて、考えてやる、また騙されるのは嫌だから
自室にて役職の紙を受け取る
<君の役職は 人狼 だ>
考える時間じゃないんすかwwwwwwwwwww
【では、夜とする】
目隠しをされ黒服に集会所まで連れられる。
できればクー・ドクオ・オトジャ辺りが相方だといい…
#39:56#
('A`)「よぉ、よろしくな」
そこには、さっきのゲームの支配者がいた
( ^ω^)「じ、人狼さんかお?」
('A`)「それ以外になにがあるってんだよ」
( ^ω^)「よろしくだお!」
( ^ω^)「ドクオと一緒なら、安心だお」
('A`)「それは違うな」
( ^ω^)「ど、どうしてだお?謙遜はよすお」
('A`)「いや、俺は前回で派手にやりすぎたから誰もが警戒してる」
('A`)「逆に言えば、騙しにくい立場にいるってことだ」
('A`)「それにもう一つ、多分俺は今日占われている」
('A`)「俺以外を占って人間だと出たとしても、俺が投票で選ばれるだろう」
( ^ω^)「じゃぁ、明日にはドクオが投票される可能性が高いのかお」
('A`)「そうだ、だからこそ。少し画期的な作戦がある」
ドクオの作戦は、とてもリスクの高いものだった。
けれど、実際この作戦は使うに値するものだ。
きっと明日、ドクオが投票で殺されるだろう。
そして、狂人が適当に占い結果を騙るだろう
霊能者が次の日にドクオが狼だというだろう。
それは確実じゃないけど。
成功すれば、誰もが僕を疑わなくなるだろう。
('A`)「まぁ多分、明日からお前一人だ」
('A`)「だから、しっかりやってくれよ。相棒」
( ^ω^)「おkだお」