九章
★九章★
【昼になるので集会所へ来たまえ】
(´・ω・`)「クーは人間だったよ」
( ^ω^)「やっぱりオトジャが襲われたお」
( ><)「ってことは、今日が最終日なんです」
ξ゜3゜)ξ「そうね…」
(´・ω・`)「僕は本物の霊能者ってことで、いいのかな?」
( ^ω^)「そうだおね」
( ><)「です」
(´・ω・`)「じゃあ、僕が怪しいと思う人に投票でいいかい?」
ξ゜3゜)ξ「それは違うわ」
ツンはピシャリと言った。
ξ゜3゜)ξ「宣言させてもらうわ、私は狂人よ」
ξ゜3゜)ξ「狼陣営はショボンに投票でよろしくっ」
へ…
嗚呼、そういうことか。
ツンは最後の狼で、僕が狂人
ショボンとビロードから見たら、誰が狼かわからない。
そして、村人は狂人ではなく狼に投票しなければ負ける。
(´・ω・`)「でも、2対2で引き分けなるんじゃないか」
( ><)「あ!ダメです…」
( ><)「ツンを投票で殺したら、明日の朝に負けになります」
(´・ω・`)ショボーン
あっけない終わり方だ。しかしよく僕が残っていると分かったものだ。
さすが、ツンってところか。
沈黙、そして自室への移動…
「投票結果」
ショボン →ツン
ツン →ショボン
ブーン →ショボン
ビロード →ショボン
【ゲーム終了だ。集会所に来たまえ】
最後に残った4人は何が起きたかの把握に精一杯だった。
――1人を除いて
【勝者は人狼側。配役はこれより配る紙を見たまえ】
「役職」
アニジャ 占い師
オトジャ 狩人
クー 村人
シィ 人狼
ショボン 霊能者
ジョルジュ 村人
ツン 妖孤
ドクオ 村人
ブーン 狂人
ビロード 人狼
( ^ω^)「妖孤、かお」
ξ゜3゜)ξ「…」
('A`)「チッ、やはりか」
( ><)「あれ、勝ったと思ったら負けでした」
(´・ω・`)「完全にやられたよ」
【諸君、楽しんでもらえたかね】
_
( ゜∀゜)「ああ、ムナクソ悪いゲームにしては面白かったわ」
【フッ、では最初に謝っておく、すまない】
(´<_` )「無理やり連れてきたことか」
ξ゜3゜)ξ「いえ、違うわ」
ξ゜3゜)ξ「私についてよ」
('A`)「議長さんとやらと、ツンは知り合いだな?」
ξ゜3゜)ξ「鋭いわね、その通りよ」
( ^ω^)「じゃあもしかしてズルを」
川 ゜ -゜)「それはないだろうな」
ξ゜3゜)ξ「ええ、この全4試合は完全に私の実力よ」
【ツン君、話を進めていいか?】
ξ゜3゜)ξ「あ、はい」
【これは、ちょっとした試験なのだよ】
(*゜ー゜)「試験?」
【そうだ、より高い知性を探すためのね】
('A`)「で、もう帰っていいんすか?」
【ああ、もう君達の行動は自由だ。部下に帰りの案内をさせよう】
【ただ、クー君とブーン君、そしてドクオ君は残って貰えるかな】
【ツン君、3人を案内してくれ】
ξ゜3゜)ξ「へいへい」
【では、お疲れ様だ。諸君の健闘は実に見事だった】
_
( ゜∀゜)「お疲れーっした」
(*゜ー゜)「またねー」
そうやら彼らは黒服が元の所に連れて行くらしい。
ξ゜3゜)ξ「あんたら、早くきなさいよ」
('A`)「コロっと態度変えやがって…」
ξ゜3゜)ξ「何か言った?」
('A`)「ナニモイッテマセーン」
扉をくぐると、そこはただの部屋だった。
( ・∀・)「やぁ諸君」
ソファーでくつろぐ男が一名。
ξ゜3゜)ξ「はーいつれてきましたー」
( ・∀・)「ご苦労様、掛けたまえ」
( ^ω^)「おっおっお」
('A`)「あんた、議長だな」
( ・∀・)「そうともそうとも、君の大活躍はしっかりと見ていたよ」
('A`)「そう言われると嬉しいねぇ」
川 ゜ -゜)「で、何の用だ?」
( ・∀・)「ふふ、頭のいい諸君なら分かっているはずだよ」
( ・∀・)「私を入れたこの5名で、やるのさ」
( ^ω^)「え?何をだお?」
何を?と聞きつつも分かっていた。
これからもっと楽しめると
これからもっと脳を使うと
そして、この男こそがこの中で最も手ごわいと
次こそは、僕が騙してやる
次こそは、僕は騙されない
――次こそは、僕が支配してやる
読了お疲れ様です。稚拙な文を最後まで有難うございます。
某ネットゲーム「汝は人狼なりや(=ライカンスロープ)」を500試合くらいしていたら書きたくなりました。
もし興味がわいたらプレイしてみては如何でしょうか?
出来れば、感想を書いていただけるととても嬉しいです。