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第九話

H28 12月19日

ジャンル別で週間ランキング、5位に入りました!

皆様の応援のおかげです!ありがとうございます!!



いつものように直也と学校へ登校すると、学校中は、早くも行事の話題で持ちきりだった。

時々話しかけてくる直也に、相づちを打ちながら雪菜と真衣ちゃんを待っていた。


すると、ガラッ!!と勢いよく、ドアが開けられる。

私は少しそちらを見てから、もう一度見直した。

え、嘘でしょ…!!なんでここにいるの!?

そこには、にやりと笑ってこっちを見ている、生徒会長がいた。


「おぉ、久しぶりだな。リア」


私の名前を会長が呼んだせいで、皆が驚いたように私を見る。

ぎゃあああ!!目立ってる!!

なんてことしてくれるんだ!!


「…お、お久しぶりです。会長…」

「少し生徒会室に来てもらおう。話があるんだ」


うわぁ…。行きたくないなぁ…。

でも、この会長だ。どうせ、絶対に連れて行かれるに違いない。


「わかりました…」


私は仕方なく、行くことにした。


―――


場所は変わって、生徒会室。

私は、高そうなソファに座っていた。


「えー、それで、用件はなんでしょうか?」

「そんな急かすな。お茶でも用意しよう。コーヒーと紅茶、どっちがいい?」

「コーヒーでお願いします。…あの、私が準備しましょうか?」


あまりにも覚束おぼつかない手つきなので、そう言うと、ほっとした顔で頷かれた。


「すまんな。いつもは司がやっているから、慣れていないんだ」


少し顔を赤くして、会長は言う。

司という名前は、確か副会長だった気がする。

見た目が金髪に碧眼で王子様のようだと、女子に人気が高い…そうだ。


「会長は何にしますか?」

「俺もコーヒー、ブラックで」

「わかりました」


私も、会長と同じブラックコーヒーにする。

いい豆を使ってるから、とてもおいしそうだ。


コーヒーを入れて、会長の前に置く。

私も会長の前に腰掛けた。


「うまいな。司と同じレベルの腕前だ」

「ありがとうございます。お兄ちゃんが、朝にコーヒーを飲むので自然と覚えたんです」


お兄ちゃんはコーヒーが大好きなのに、自分で入れるのがとても下手だ。

その分、料理を作るのがうまい…。私と正反対だ。


「お前の兄…。“篠原しのはら れん”のことか?」

「はい。…知っていたんですね」

「あぁ。あいつも、実は生徒会入りが決まっていたんだが、剣道を理由に断られてしまってな」


それは仕方が無いのかもしれない。

お兄ちゃんは剣道が一番好きだし、去年は全国で2位という、1年生ではありえないぐらいの好成績を残している。

朝練があるから、いつも一緒に登校できないのが、少し寂しいけど…。


「話がそれてしまったな。リアに、用件があるんだ」

「はい」

「新入生のために、行事が行われるのは知っているか?」

「えーと、1日目は秘密で、2日目がスポーツ大会とダンスパーティーっていうものですか?」

「そうだ。その1日目に開催されるものがある。それで、生徒会と戦って、もし生徒会が勝ったら、生徒会の補佐になってくれないか…?」

「……え?」


生徒会の補佐…?

いままで入った女子は全員、酷いいじめにあったやつ…?


「…あの、なんでそこまでして、私を入れなければならくちゃならないんですか?

 他にも生徒はたくさんいますよ!!よろこんで引き受けてくれる人も!!」

「それでは駄目なんだ…。今まで引き受けてくれた奴で、まともに仕事をした奴はいない。男子生徒だって、すぐにやめていってしまう」

「私だって、いじめられたくないですよ!」

「リアなら、皆も納得するだろう」


なんでそんな自信があるんだ…。


「リアは、生徒会に入ること自体は、嫌ではないんだな」

「えぇ、それだけだったら」

「わかった。もし、リアが生徒会に負けて補佐になっても、リアに危害を加えられないようにしよう」


「…それなら、いいです」

「契約成立だ。明日、1日目の内容を発表しよう。―戦いの行方が楽しみだな」


会長に見送られ、私は生徒会室を出て行った。







ブクマ、評価、本当にありがとうございます!!


次回あたり、主人公の親友、雪菜視点を入れる予定です。

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