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第四話

H28 12月16日

ジャンル別で日間ランキング4位!!

皆様のおかげです!!ありがとうございます!!




入学式が終わって、次の日。

今日は部活動紹介の日だ。

楽しみだなぁ…。どんな部活があるんだろう?


「―ねぇ、聞いてる?リア」

「うん、聞いてるよー」

「絶対ウソでしょ」


…なんで直也が隣にいるんだ!!

しかも一緒に登校してるし!!


小学生のときは同じ学校だったし、なにより家が隣同士だったから、一緒に登校していた。

でも、中学では違う学校になったから、ときどき会うぐらいになったんだよね…。

それなのになんで、いきなり高校に入ってから一緒に登校することになったの!?


そのせいで女子からの視線が痛いんだけど!!

それなのに、直也はそんなことも気にせず、私に話しかけてくる。


「リアは、何の部活に入るの?」

「えーと、今のところは決めてないなぁ。今日の部活動紹介で決めようかなって思ってる」

「おっけー。決まんなかったら、マネージャーでもやってよ」

「別にいいけど…」


直也が入った部活、絶対女子のマネージャー多くなるでしょ…。

ちょっと、女子が怖いから入りたくないかな…!!


―――


やっと、教室に着いた。

自分の机へ行くと、近くの子から話しかけられた。


「おはよう。篠原さん…だよね?」

「うん、そうだよー!おはよー」

「篠原さん、すごいよねー。直也君と一緒に登校してきたんだ!」

「あはは…。直也とは幼なじみなんだ!」

「幼なじみ!?」


おぉ…、なんかすっごく食いついてきたよ!?


「え、すごーい!乙女ゲーみたい!!」

「え?おとめげー?」

「あああ、なんでもないよ!!」

「そ、そう…?」


それから、その子と話し続けた。

彼女の名前は“鈴木 真衣”。

ゲームと小説が大好きで、部活は文芸部に入るらしい。


「文芸部もいいなぁ…」

「お、篠原さんも文芸部に入ろうよ!」

「本当?じゃ、考えてみるね!」


第一候補は、文芸部かな!!


―――


ついに、部活動紹介がやってきた。

全校生徒は体育館に集まっている。

座る席は、とりあえずクラスである程度まとまっていればいいので、私は雪菜と鈴木さんと一緒に座った。


教室で渡された部活動紹介の資料は、昨日私が嫌になりながらホッチキスでとめたやつだった。

微妙な気持ちになりながら、中の部活動一覧を開いた。

この学校はかなりの部活の数がある。

運動部は一般的なものしかないが、文化部はおかしなものもあった。


なんだろう、このオカルト研究部って…。

いや、なぜか深く考えちゃ駄目な気がする…!!

気にしないのが、一番だよね!!


「そういえば、雪菜はなんの部活にするの?」

「私ですか?私は、料理部に入部する予定ですわ」

「おおー!」


すごいな…!!

私、料理が壊滅的にできないんだよね…。

不思議だ…。


一度、カレーを作ろうとして炭を作ったことがある。

それから、キッチンには立ち入り禁止になった。

なんで私って、女子力がないんだろう…。

雪菜みたいな女の子になってみたいよ!!


「リアは何にいたしますの?」

「私はねー、文芸部に入ろうかな!」

「やったー!」

「よかったですわ…。リアが料理部に入ったら、廃部になってしまうですから…」


さすがにそこまではしないよ!!

私が活動停止を言われるぐらいだと思う!!


あ、それもだめか…。






ブックマーク、評価、ありがとうございます!!


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