プロローグ
初投稿です。
文才は皆無なので、お目汚しなら優しく見てください。
好き勝手に書いてるので、ご都合主義があったら見逃してください。
Level0
プロローグ
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現実はいつも同じで、変わらない...
ラノベ見たいに、お兄ちゃん大好きなロリっ娘と異世界でゲーム勝負に明け暮れるみたいな...
ネトゲの嫁が、現実でも嫁と言い張ったり。
学校でテストしながら召喚獣を使ってバトル的な事も無い!
「はぁぁ、マジでラノベ世界とか行きてぇぇ」
俺は中嶋 千博 (ナカジマ チヒロ) 29歳
職業:携帯電話販売員(ネコで最近お馴染みの)
趣味:読書(マンガとラノベ限定) MMO(基本ボッチ)
家族は健在だが、一人っ子で一人暮らし
貯金ゼロ むしろカードでマイナス
ここまで来るとダメじゃね、俺‼
今日も今日とて、職場と家の往復。
仕事したくない、今月のノルマ無理!ってか、獲得したらオプション必須にしろって、どうなん?
やれ、添付率とか光獲得マストでとか、家族提案して件数増やせとか、辛い!
しかも、他店とかのクレームをなんで受けなきゃイカンのですか?(仕事だからですね、そうですね)
今日も職場で、やれ使い方がわからんだの、オプション聞いてないだの、なにもしてないのに壊れただのを受ける俺‼
「スマホにしたんですがぁぁ、使い方がよくわからんのですがぁぁ」
まずググれ!マニュアルをWebから落とせ!
「安いからって契約したのに金額がちがうじゃないの!?」
サインしてるし、蛍光ペン引いとるがな!
「急に壊れたんだけど、初期不良じゃねぇか!」
がっつり、落とした後がついてますが?
もうやだ、この仕事...どんどん人間が嫌いになる!
そして、今日も仕事が終わる
「お疲れ様です。明日、戻りのお客様がいるので、引き継ぎ書いときました。」
「お疲れ~ナカジー!後やっとくよ!」
疲れた~、飯作るのめんどいから竹屋で豚丼食ってから帰ろう。
スマホで、ラノベ読みながら電車に乗る。
仕事→竹屋(豚丼)→帰宅→ラノベ→出勤→仕事
これがいつもと同じサイクルだ!
マジで、変わらない‼
なんか起きねぇかな?電話かけたら女神に繋がり、同棲とか。
...
..
.
やべ!寝てた!駅っ!
ん?
どこ?ここ?
つか電車!
知らない白い部屋、椅子が一つ。
天井は眩しくてよく見えない。
荷物もいつの間にか無くなってるし、あるのはいつものスーツとスマホ。
「おぉ、千博よ!寝てしまうとは、情けない」
知らない、野太い声がする。
「誰だ!」
目の前に、やたら筋骨隆々のおばちゃんが、現れた!
だれ得のはち切れんばかりの紫色のドレスに、ピンヒール。
ごてごてと色とりどりした指輪を全ての指にはめ。
見るからに、遠慮したい人物が後ろに立っていた!
「誰って、見てわかるでしょ!め·が·み♥」
「いや、いや、いや、チェーンジ!!!」
見えるか!どうみても厳ついおばちゃんだろうが!
「あんたが、女神と同棲したいってんで、来てやったんじゃないのさ」
ふてくされて、ジと目の自称女神。
「いやいや、頼んでません!つーか、女神って、想像と違いすぎます。」
椅子から転げ落ち、五体投地で、懇願する俺!
「男だったら、現実と戦うべく妄想で立ち上がりな!」
いや、無理ですから!あんたを見たら、いくら妄想癖の俺でも立ち上がることなんて出来ません。
脳内変換で、どうこうなるレベルじゃない!
「お願いですから、帰ってください。むしろ、俺が帰らせてください。」
「おやおや、せっかく出てきたのに、なんて言いぐさだい!なんか起きないかなぁって願ったのを叶えてやったんじゃないのさ!」
...願った?俺が?
確かになんか起きないかなぁっと思った。でも、妄想の範囲で現実に起きるほど願ってない‼
それに女神って、何だ?メガ○ートの間違いだろ‼
「なんだい、信じちゃいないね?あたしが叶えられない願いなんてないのさ」
えへんとポージング、もとい胸を張る
はち切れる、はち切れる!勘弁してください。
「現在進行形で、あんたが女神って言う点で、叶えられてませんから」
「なら、どんなんだったら満足できるんだい!」
...いや、女神って言ったら、永遠の16歳ボイスのベル○ンディさんみたいな。
もしくは、黄金の矢によって倒れる、アテ○さんみたいな。
とにかく美人系だろうが‼武人系なんて頼んでない‼
「いや、女神なら清楚で、お淑やかな的な感じだろ!そんで、知的で痴的ならベスト!」
「そうかい、なら!」
キュイィィーーン!眩い光に包まれて姿を現す。
「えぇぇっ‼なっ、なっ」
そこには、8等身のモデル並みの美女が立っていた。
静かに微笑む美女。
「どうだ?惚れたか?」
「なんで、声はそのまんまなんじゃーーーーおい‼」
見た目は美女!声はおばはん!脳裏に筋肉お化け!
最悪じゃーーー
「注文の多い子だね、全く! あーっああ"っんん?」
腹式呼吸で、発声練習をする自称女神。
「これで、いいかい?」
おぉぉ、見た目と合った女神ボイス!
さっきまでの記憶は消えないが、割りとマシだ。
「つーか、あんたマジで女神なのか?」
「だから、さっきから言ってんじゃないのさ」
いや、いや、いきなり女神ッスって言われても信用できんしw
行為をしてこその女神だろ?(いや、変な意味じゃなくて)
「んで、その女神様が何で俺なんかの前に?願い事でも叶えてくれんの?」
「だーかーらー叶えてやるって、言ってんじゃないのさぁぁ」
なんなの?おこなの?
「何で?」
...
..
.
「暇潰し」
サクッと、真顔で答える女神。
「えぇぇー裏がありそう」
信用しない俺w
「何でもいいじゃないのさ、理由なんて!あたしがなんとなく、願いを叶えてやるって言っての!はよ言えや!クソガキ!!」
ガキって言われるほど若くないんだが...
「じゃあ、王道の異世界に飛ばされて、何でも思いのままの、俺TUEEEeeeeee系のチートな無敵風にしてくれw」
ニヤッ...
「それで、いいんだね?」
手から巨大な魔方陣をだすと、イカれた笑顔で俺を吹っ飛ばした‼
「行ってきな!クソガキィィ」