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初めての街:1

 ユグドラシルの街の外は、荒れ果てた荒野のようになっている。風も吹いていて、砂ぼこりが舞い上がる。ユグドラシルにいる人々は誰も街から出ようとしないため、道の整備などもされてない。ほかの街に行くには道なき道を進まねばならない。そんな広い荒野を何かが駆け抜けていく。

 桜月、紗織、ミノの3人は、桜月が作り出した乗り物"フーバ"に乗り、次の街を目指していた。側面に骨組みが見え、装甲になる部分は前と後ろに取り付けた、メタライザ鉱石を加工した、メタライズをつけている。メタライザ鉱石は鉱石の中でも最硬質の鉱石で、超電磁砲が直撃しても無傷でいられるという、装甲にするには最適の鉱石である。さらに、『神創』でメタライズにしたお陰で強度はさらに増し、本来かなりの重さであるメタライザ鉱石と違って、メタライズは誰でも簡単に持てるほどの重さになっている。

 ボディのほとんどをメタライズで作っており、重量を増やすためにメタライザ鉱石を使っているところもある。重くする理由として、ラリーの原理を知ってる人ならよくわかると思うが、軽すぎるとジャンプやタイヤに石が引っかかったりした時、もの凄く浮くのだ。そうすると事故を起こす確率が上がって物騒なので、メタライザ鉱石で重量を増やしているというわけだ。

 エンジンはベルプルトニウム鉱石を加工したナノプルトニウムを使っている。燃料を入れるとエンジンルームの方へ流れていき、水で満たされているエンジンルームでナノプルトニウムはエネルギーを生産、100gで250kmの持久力を見せる。燃料は手動投入だが、ナノプルトニウムを投入すれば勝手に動いてくれるし、そこそこに燃料は持ってくれるのでそこは妥協できるところだろう。

 横から筒抜けの内部は、逆にいえば出入りが楽になるというわけで、すぐに乗り込むことができる。シートなどは鉱石で作れるものは流石にないので、お店で買ってきた生地と、そのおまけにくれたふかふかの綿を使った。お陰で乗り心地がいいシートになった。

 そこそこのスペックを持ったフーバを運転する桜月。車の運転なんてしたことはなかったが、ここで衝突事故やらなんやらは限りなく低い確率なので、あまり気にすることなく運転していた。設計ミスで足が少し届かない自体に陥ったが、ちょっと前に座って誤魔化していた。


「広い荒野だな〜……先が全然見えないよ」


「そうだね……誰もいないし、道も整備されてないもんね」


 桜月は運転しながら、隣で地図を広げて目的地を探している紗織と話す。運転席は真ん中にあり、左に紗織が、右にミノが座る形になっている。当初は右ハンドルにするつもりだったが、2人の希望により真ん中になった。地図を指でなぞっていると、目的地であるサクリフを見つける。


「あ、あった!ってええ!?サクリフまで2日かかるって……」


「それ、多分馬で行った時の計算だと思うよ。これなら1日で済むと思う」


「そ、そっか……でも1日かぁ……1度どこかの街に寄ってから向かった方がいいんじゃないかな?」


 確かに、出発したのがちょうど午後の2時くらいだ。そこから1日となると必ず夜を明かさなくてはならなくなる。ずっとフーバに乗っていてもいいが、この荒野の魔獣がどんなものかわからないので、下手に野宿するのは危険なので、紗織の言う通りどこかの街で1泊してからの方が安全にサクリフに向かうことが出来るし、紗織達にちゃんと休ませてあげたいということもあるので、近くの街を探すことにした。

 紗織に地図を見てもらうこと数分後、サクリフとユグドラシルのちょうど中間あたりに"グリブ"という街があることがわかった。情報によると、グリブとは人間種ではなく妖精種が暮らす街で、人間種とは仲がいい妖精が多いらしい。まだこの世界に来て他の種族を見たことはなかったので、桜月は1度見てみたいと思いグリブに行くことに決めた。3人はワクワクしながらグリブへと足を運んだ。

 フーバを走らせて数時間後、目の前に街らしきものが見えてきた。桜月は全力でアクセルを踏み、街へと近づいていく。近くまでくると、何もない殺風景な荒野と違って、ユグドラシルのよう自然に囲まれている街だった。だが、ユグドラシルと違ってとても高い建物が見える。使っている建材はフーバと似ているので、おそらくメタライザ鉱石だと思われる。それを見た感じ、グリブは、属性でいうなら『風または木』と『地』を組み合わせたような街なのだろう。簡単にいえば木などの自然と地面などとメタライザなどの鉱石の共存といったところか。どんな妖精がいるのかとワクワクしながら、桜月達はフーバから降りてガルブロウにしまう。そして、未知の街に足を踏み入れるのだった。


 ─────────────────────────


 今日は洞窟でみんな……いや、当初の人数と比べたらかなり少ないが、捜索を終えて宿舎に戻っているところだった。クラスメイトが2人いなくなってしまい、誰も動こうという気になれなかったからだ。死んでいるかもしれないという事実からみんなは逃げてしまっていた。それでも勇敢に洞窟に向かってきた3人は、また大人ではないというのに大したものだと思う。それだけ助けたいという思いがあるのだろう。ニック隊長は輝斗、庸介、雪音を見ながらそう考えていた。1日探して見つからなくて大泣きしている雪音、その雪音の背中に手をおいて励ましているが自分も涙を流している庸介、そして見つけられなかったことを悔やんでいる輝斗。3人の心は誰から見てもわかるほどのショックを受けているようだった。


「……お前達に先に言っておく。明日からは捜索をこちら側の部隊に任せて、当初の目的であるサクリフの奪還のために旅を始めることになる。もちろん行きたいやつだけでいい。行きたくないやつはその場に残って部隊と一緒に探していればいい。そう伝えてくれ。」


「……わかりました。桜月と紗織のこと、よろしくお願いします」


 輝斗は軽く会釈して答える。輝斗は既にサクリフに向かう意思を持っているようだった。


「紗織……ぐすっ……紗織ぃ……」


「雪音さん、大丈夫っすよ。きっと探し出してくれますから……ってことで俺も行くことは決まってるぜ。そこんところよろしく、隊長」


 雪音は相当なショックを受けているため今は聞くことができないが、庸介も旅に向かうことを決めているようだった。


「……本当に済まない。街の奪還を君たちに任せておくし、ましてや2人も行方不明者を出してしまって……私が代表して謝らせていただく。本当に済まない」


「……大丈夫です。俺達はそれを乗り越えていかなくてはならないんです。見つかっても見つからなくても、とにかく前に進んでいかないと進まないことなので……」


「ぐすっ……紗織は生きてる……絶対生きてるから……私達は信じて帰ってくるのを待つだけ……その間に、少しでも進んでおかないと……」


 雪音はまだ涙を流したままだが旅に向かうようだ。それだけの強い精神力を持っていることに関心し、その辛さに同情した。


「結局帰るにはやらなきゃいけねえんだし、帰ってくるまでに少しはやっておかねえとな」


 ニック隊長は庸介も強い意思を持ってることを確認した。本当にこの子達は強い。自分よりも強いステータスを持っており、強い心を持っている。昔の自分はすぐに逃げ出していたというのに、この子達は本当に諦めることはない。昔の自分に喝を入れたいくらいだった。


「……では、明日の9時に街の北門へ集合してくれ。他の者にも伝えておいてくれ」


「わかりました。ではまた明日、ニック隊長」


 3人は深々とお辞儀をして宿舎に戻った。それと同時に反対側からニック隊長を呼ぶ声が聞こえた。


「ニック隊長、緊急のご報告かあります」


 話しかけてきたのはニック隊長の部隊の部下の兵士で、敬礼しながら言った。


「なんだ、言ってみろ」


「それが……」


 ニック隊長がその報告を聞くと、ニック隊長の顔色が変わった。


「……それは本当か?」


「確かな情報です。5日後、そちらに向かうのですよね……」


「……ちょうどいい。その案件、私達に引き受けさせてくれ。あいつらのいい腕試しになるだろう」


「了解しました。それでは」


 兵士はまた敬礼し、走って王国の方へ向かっていく。まさか、休憩地点として使おうと思った街が占領されてしまっているとは思わなかった。だが、それくらいのやつらならあいつらだけでも簡単に片付けられるだろう。それを見込んで引き受けたこの案件。


「さて……あいつらはどこまでやれるかな……」


 ニック隊長は不敵な笑みを浮かべながら宿舎の自室へ向かった。


 ─────────────────────────


 街の中はレンガや石材を使った建築物が多く、木材で作られている家は数件ほどしか見つからなかった。だが、街の真ん中に見えるメタライザ鉱石で作られた建物だけ、この街の風景とあっていないように見える。見た感じ最近建てられたようだが、なぜこれを建てようと思ったのか。

 桜月達は街の中で泊まる場所を探して歩いていたのだが、どこにも妖精の姿が見当たらない。まだ日が沈むまでは早いし、街自体にも活気がない。ユグドラシルとは真逆の雰囲気だった。

 桜月はここの住人に話を聞こうと思い店を探すが、どれも同じような建物で看板の字が読めないほどに廃れていたので、近くにあった適当な店の中に入る。店の中は明かりがあまり灯されておらず、数本立っているろうそくだけだ。揺らめくろうそくを頼りに店内を見回すと、小型の魔獣や害のない魔獣がちらほら見えた。いずれもケースの中に入れられていて、ペットショップのような感じだった。


「いらっしゃい。どんなのをお求め?」


 奥から店員が出てきたようで桜月達はそちらに振り返る。その顔を見た瞬間、桜月はパーカーのフードを深くかぶる。紗織達にも深くかぶるように言って、店員と話をしようと近づく。その店員の皮膚は青っぽい色をしていて人間では明らかにおかしいものであり、唇も分厚い。体は腕の袖の隙間から見えるぶよぶよしてそうな皮膚だった。そんな醜い姿ともいえるこいつは、間違いなく魔人種の1人だろう。


「すみません、この街の宿屋を教えてほしくて……まだここに来たばかりで」


「……あんたら、最近やってきた人間種の勇者ってやつか?」


 桜月はその言葉を聞いて少し驚く。既にその情報が魔人種に回っているとは思わなかった。桜月はバレないように答えを考えていると、裏から紗織が魔人種に声をかける。


「違います。私達、あなた達魔人種のことを尊敬しているのです。そんな魔人種がどんな方なのかと思い、最近やってきたというこの街を訪れたんです」


 なるほど、と桜月は頷いて言葉の後押しをする。魔人種にとって、人間種はいずれ奴隷にする存在。自分達の配下に置くことくらいは情報として聞かされていた。それならこちらから魔人種のことを持ち上げて、尊敬の意を見せれば話を取り合ってくれるかもしれないと思ったのだ。


「……俺達を尊敬……?本当か……?」


「ええ、もちろんです」


「……」


 魔人種は少し考えこむ。桜月達の間に緊張が走る。この先の命運をわける、この行動の結果は──


「……この先に"シルム"っていう妖精がやってる宿がある。そこで1泊するといい」


 そう言って魔人種はレジカウンターにある椅子に座った。とりあえず魔人種との無駄な戦いはしないで済んだようだ。桜月はそのまま立ち去ろうとしたが、よく考えたら自分達は魔人種に関しての情報を全く持っていない。それなら少しは敵陣の状況を知っていた方がいいかもしれないと、魔人種に声をかけた。


「この街、だいぶ人通りが少ないみたいですけど……」


「そりゃそうだ。魔人種は昼を好まない。夜になればよーくわかるさ。あんたら人間とは真逆の生活ってことだ」


「確か、前はここに妖精種がいたんですよね」


「他の人間達が言ってたのか?つい2日前に魔人種が占領したばかりだし仕方ないが……あんたらは知ってたみたいだしな。どこで情報を?」


「知り合いが情報に詳しい人でね。では、ここにいた妖精種は?」



「……この店、何の店かわかるだろう?看板貼ってあるんだから」


 魔人種が指さした方向には、"奴隷商フェリの店"と書かれていた。この看板を見るに、魔人種はここに入れられていると言っていることがわかる。


「……おすすめは?」


 桜月がそう言うと、魔人種は奥に引っ込んだ。流石にこの発言を聞いて紗織はびっくりしていたが、桜月は耳元で紗織に一言伝え、魔人種の店員を待つ。しばらくすると、魔人種が店の奥から戻ってきて、首輪をつけられてチェーンで繋がっている1人の妖精を連れてきた。


「うちはこいつしか妖精はいない……買うなら金か上物の鉱石をよこしな」


 桜月はチラッと妖精種を見る。種はわからないものの、髪はふわふわした緑から白へのグラデーションカラー、白めの肌を持つ、見た目12、3歳くらいの少女だった。だが、全身には傷やアザのあとが目立ち、涙目になりながらこちらを見ていた。


「……」


 桜月は無言でポケットから鉱石を取り出す。ギルドの時と同様、魔人種はその鉱石に目がくらんでいた。桜月は空中にポイッと鉱石を投げた。魔人種が上に目を向けているその瞬間、魔人種の足元から光の鎖が魔人種の体を拘束する。魔人種はいきなりのことにギョッとしていたが、そこにすかさず桜月の通常形態の鎌"ライヴ"で頭と体を切り離した。首を切られて流石に生きていられない魔人種は体がドサッと倒れる。頭は妖精の目の前にボトッと音を立てて落ちてきた。いきなりの出来事に呆然としているミノはさておき、桜月は生首が落ちてきて恐怖に怯えている妖精の子に話しかける。


「大丈夫?怪我は……ってアザとかあるからなぁ……紗織、治療できる?」


「うん、任せて!」


 紗織は少女に近づき、詠唱を始める。何をしているのかわからない少女に、桜月は優しい笑顔で頭をなでる。少女は嫌がる様子もなく、詠唱が終わるのを待っている。


「天の聖なる光よ、その神聖なる力で癒したまへ、"神治しんち"」


 紗織が詠唱を終えて魔法を発動する。温かい光が少女を包み込み、傷の治療が始まる。少女の傷を癒していき、アザのあとも少しずつ消えていった。少女はその様子をじっと見つめていた。きっと魔法を見たことがなかったのだろう。

 そもそも、魔法が使えるのは人間種、魔人種、魔獣種、獣神種のみが使うことができる。妖精種は魔法というものは存在せず、マナもないので使うことができない。これは妖精種の温厚で非戦闘的な性質からマナが必要にならなくなったと考えられる。

 治療が終わり、少女はパチパチと拍手した。紗織は口では否定していたがちょっと照れながら言ったのがバレバレだった。


「さて……この子、どうしようか?」


「うーん……宿屋さんの方に預かってもらうのがいいんじゃない?その方が安全だし……」


 桜月は少女の方を見る。少女は紗織の体にギュッとくっついていて、頭をこすりつけていた。紗織は相当懐かれたようだ。


「その子は紗織が気に入ったようだけどね」


「ま、まあね……よしよし♪」


 紗織は少女の頭をなでる。少女は気持ちよさそうな顔をして、もっとなでて欲しいと手に頭を押し付けている。なんやかんやで紗織も少女のことを気に入ってる様子だ。


「とりあえず宿屋に向かおう。そこでいろいろと話を聞きたいな。妖精種からも聞きたいし」


「そうだね、ここで話すのは気味悪いしね……」


 桜月は魔人種の死体を床をこじ開けて、無理やり押し込み外に出た。外は街の明かりで明るくなっていて、魔人種がそこらじゅうにうろついていた。桜月達はフードを深くかぶり、少女を連れて宿屋へ向かった。

 しばらくすると、看板に"シルム"とかかれた建物が見えてきた。見た感じ日本の古い旅館のような見た目で、なかなか風格のある建物だった。桜月は少し懐かしいなと思いつつ引き戸をガラガラと開けた。

 中はさらに旅館らしくなっていて、エントランスは和の雰囲気に包まれていて、近くに見える木材の柱がより雰囲気をかもし出している。

 桜月はとりあえず泊まる部屋が確認するために受付に向かう。受付の人が桜月達を見ると、ギョッと驚いた顔をして受付から出てきて桜月達の方へ近づいてきた。


「リューナ!?無事だったのかい!?」


「な、ナルムおばさん!」


 リューナと呼ばれた少女は紗織から離れてナルムに抱きつく。ナルムもポタポタ涙を流して抱きしめる。


「えっと……お2人は知り合いで……?」


「むっ?あんた、なんでリューナと一緒にいるんだい?まさか、リューナのことを……!」


 ナルムは近くにある金属製の杖を持って構えた。


「ち、違います!僕達はこの子を送りにきたんです!」


「そうだよナルムおばさん!この人達は悪い人じゃないの!」


「むむぅ……リューナがいうならそうなんだろう……すまないね」


「い、いえ、大丈夫です……」


 早速敵対されそうになってしまった桜月だが、リューナのフォローのおかげでなんとか誤解は解けた。危うく泊まる場所がなくなるところだった。


「あの、ここに泊めてほしいんですが……あと、この街のことについて聞かせてください」


「……部屋なら一部屋でいいね?今日はそれしかあいとらん。」


「構いません。とりあえず寝泊りできればいいので」


 桜月は平然と言っているが、内心女の子2人と同じ部屋など他の人からどんな目で見られるかわかりきっているので分けたいのだが、寝泊りできるだけありがたいと思い相部屋にした。その2人はというと、嫌がる様子を見せず、むしろ一緒に泊まりたかったと言わんばかりの顔をしていた。桜月はそれを見てため息をついた。


「そうかい。で、なんで街のことを?」


「……魔人種の支配下にあると聞いて。あわよくばこの街を救いたい」


「桜月、サクリフでも魔人種倒すんでしょ?なんで?」


「配下に置かれて生活するなんて可哀想だもん。あと、魔人種の戦闘能力がどんなものか知りたいしね」


「─…桜月くん、相変わらずそういうことに頭をつっこんでくるよね」


「まあそれが僕だからさ」


 桜月の言葉に思わずクスッと笑う紗織。それにつられて笑う桜月は、内心この街を救いたいと思っている。もちろんこれは自分のためであり、快適な異世界生活を送るには少しでも街が多い方がいい。それにもう一つ理由をあげるなら、リューナの悲しい目を見たからだ。桜月の誰も傷ついてほしくないという正義感が桜月を動かしていた。


「……そうかい。じゃあ話してあげよう……」


 ナルムは近くにある椅子に座り、桜月達の方に向く。


「この街のことを……そして、この街の伝承を……」

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