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プロローグ
「竜の秘宝・・・って知ってるか?」
「そう、それだ。世界に散らばった幾つかの宝玉さ。」
「竜の伝説といえば子供でも知ってる有名な神話。・・・でもな?実はあの神話には秘密があるんだ」
「え?秘密が何かって?・・・秘宝を全て集めたらわかるさ。わかるように出来てるんだ」
「・・・いつか、この世界全てを巻き込む大戦争が起こる。竜の秘宝を巡っていつかこの世界は滅びてしまうだろう」
「そうならないように神竜は、竜の秘宝を別の世界に飛ばした。もう決して一つに集まらないように、2度とこの秘宝を巡って戦いが起きることのないように」
「結果はまあ見ての通りだが、それでも一つの世界にあるよりマシだろう?」
「なんのために俺たちがここにいるか、忘れないようにな。・・・じゃあ、行くとするか」
「神竜の意志は、俺たちが守らないとな」