とりとめのないポエムⅡ
僕の外側が沈黙であったとき
僕の内側は絶えず囀りをやめなかった
残酷を好んで作ったマイルールは
望みどおりに僕を弾丸で貫き続けた
ああ、その最中にだけ僕は小さな詩人になれた
寂しさと苛立ちしか存在しなかった僕の中から溢れる雫は滑稽だった
でも苦しみはなかった
悲しみもなかった
透明は美しかった
十歳の僕はもういない
マイルールは崩壊して
僕の沈黙は内側に終われた
僕は僕を執拗に豪語した
どうだ
格好良いだろう
寂しさと苛立ちは軽減しないのに
沈黙の終い場所すら見あたらない
ああ、なんて滑稽なんだ
それでも
沈黙な外側なんてうんざりだった
だって意思表示さえ出来なかったんだ
あの日
詩人は死んだ
たった四万字をしたためて