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100]神うつし

 秋らしくなった日曜の昼過ぎ、毛畑けばたは盆栽をいじっていた。二年ほど前、増やそうとし木にして活着した植木鉢の夏越しが上手うまくいき、やれやれ…と思っていた矢先、鉢の根腐れで枝に出ていた葉が枯れ始めたのだ。これは…と、根腐れ防止剤、活力剤などで手をほどこしたが今一、精気が出ず、重体となっていた。樹木医とか植木の専門家なども当然、いるが、緊急の場合、人間のように病院で治療する・・という手法は通用しない。ふたたび、これは…と毛畑は神うつしすることにした。

 神うつしとは、御祭礼の神事の一つで、神輿しんよの神様同士の親交を意味する・・と毛畑は考えていた。

 小雨の中、毛畑はふた鉢を植え木棚の上に置いた。その後、神うつしするかのような細かな霊気に満ちた雨が降り続いた。そして…結果は神のみぞ知る・・ということでチャンチャン! と、軽い気持で毛畑は今後を見守ることにした。

「さてと…」

 毛畑は別の小説を執筆し始めた。こういう場合は重く考えず、軽く考えた方が上手くいくとしたものだ…とは、毛畑が長い経験から得た人生訓である。まあ、普通に考えればそんな重大なコトでもないのだろうが、毛畑にすれば重大なコトだったのである。その後がどうなったか・・私は知らない。たぶん、この短編の最終話100]が掲載される頃には結論を見ているだろう…とは思っている。


                 完

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