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少女と私

作者: 戦国長男

少女は歩いた、冷たい道を。

少女は見上げた、真冬の空を。

少女は見つめた、初雪を。

少女は歩いた、寂しい道を。

少女は数えた、灯りの数を。


ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ―――


少女は折れた、むっつめを。

少女は止まった、ななつめで。

少女は問うた、やっつめに。


あなたはだあれ


やっつが返した、私は私。

私は問うた、少女へと。

少女は返した、私も私。

私は笑った、柔らかく。

少女は笑った、顔だけで。

私は問うた、少女へと。


どうしたの


少女は問うた、しってるの。

私は返した、知ってるの。

少女は問うた、なぜでしょう。

私は返した、何故でしょう。

少女は聞いた、あるきましょう。

私は返した、そうしましょう。


ふたりは歩いた、寒い道。

ふたりは歩いた、暗い道。

ふたりは見上げた、冬の空。

ふたりは見上げた、初雪を。


私は問うた、絵はお好き。

少女は返した、なぜでしょう。

私は笑った、知ってるの。

少女は問うた、なぜでしょう。

私は返した、何故でしょう。

少女は笑った、ふしぎだね。

私は笑った、不思議だね。

少女は問うた、あなたもおすき。

私は返した、何故でしょう。

少女は笑った、しってるの。

私は笑った、不思議だね。

少女は笑った、ふしぎだね。

私は問うた、どうしたの。

少女は返した、なんでもないの。

私は問うた、喧嘩をしたの。

少女は笑った、ふしぎだね。

私は笑った、知ってるの。

少女は問うた、あなたもしたの。

私は笑った、不思議だね。

少女は笑った、しってるの。


ふたりは歩いた、白い道。

ふたりは見上げた、冬の空。


私は問うた、描きたいの。

少女は返した、かきたいの。

私は笑った、描けばいい。

少女は笑った、さみしげに。

私は問うた、描かないの。

少女は返した、かけないの。

私は問うた、お母さん。

少女は返した、ふしぎだね。

私は返した、知ってるの。

少女は笑った、なぜでしょう。

私は笑った、何故でしょう。


ふたりは歩いた、冷たい道を。

ふたりは見つめた、しろい息を。


少女は問うた、かいてるの。

私は笑った、寂しげに。

少女は問うた、かかないの。

私は返した、いけないの。

少女は問うた、お母さん。

私は返した、不思議だね。

少女は笑った、ふしぎだね。

私は笑った、寂しげに。


わたしのせいなの


少女は問うた、あなたのせい。

私は返した、そうなのそうなの。

少女は問うた、どうしたの。

私は返した、死んじゃった。


少女は小さくうつむいた。

私も小さくうつむいた。


私は問うた、シチューはお好き。

少女は返した、シチューはおすき。

私は笑った、不思議だね。

少女は笑った、ふしぎだね。

私は笑った、食べたいね。

少女は笑った、たべれるの。


少女は歩いた、冷たい道を。

少女は見上げた、真冬の空を。


少女はいった


帰らなきゃ


少女は見つめた、初雪を。

少女は数えた、灯りの数を。


ひとつ、ふたつ―――


少女は折れた、みっつめを。

少女は見つめた、真っ黒な道。

少女は止まった、ななつめで。

少女は見つめた、歩いた道を。

少女は笑った、柔らかく。


少女は開けるそのドアを。

私が開けたそのドアを。


少女はいった、私が言えないただいまを。





ふと思い立ってささっと書いたので変なところとかあるかもです。

その時は言ってください、直します。


初めて書いた詩?です。

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