『とあるサンタと召喚大戦!?』――その1――
さてさて。一昨日に続きまして送るこのとんでも話での今回は?
いよいよこの物語の要にもなる"響"とあの"カレン"での激突前夜での話ですね?
ていうか"ネタ"が"ネタ"だけに(汗)
てな訳で
『サンタ×オカルト部』
カレン「始まっちゃうぞっ?」
12月24日。暖かな日差しが降り注ぐここ、舞浜市内にあるアミューズメントパーク『マンジロウランド』 広い敷地内面積を利用して、大小様々なアトラクションやその他の施設に混じり、休憩所があちらこちらに設置してある。
その一番目立つ休憩所がここ、広々とした敷地内を挟む大きな沼の回りに様々な施設が建ち並ぶ場所なのである。
はたかもかの有名な古き良き時代の米国にあるパナマ運河を彷彿とさせるのだが。
元々この土地に存在していた沼なのが謎ではあるが。 物語はこの運河沿いに設置してあるボート乗り場から始まる――
◇◆
「まったく…ほんっと! みんなしてさっき迄の意気込みは一体どこへ行っちゃったんですかいっ!」
「うがっ! 頭ごなしに怒鳴るなよな〜。んだからカレン。いやね? 俺様だってな。まさか"マリオン"を襲うとは思わなかったしぃ――」
「黙れピンク…」
とまぁ。湖畔の前に設置されたボート乗り場。そこの木造二階建の小屋の踊り場付近からひときわ目立つ甲高い声が響く。
木造のこじんまりとした床に設置してある休憩場所に複数の男女の姿が映るのだ。
その中の1人。かなり呆れ果てた表情を浮かべる"ロリっ子夢魔"事。カレンは、肩位まで程よく伸びた赤髪をユラユラと揺らす。
目の前に設置された丸テーブルに突っ伏するむさい男共2名に向かいスレンダーな腰に片手をそえる。
そして可愛らしい特徴ある突き出した両耳を引く尽かせながらぶつくさと文句を突き付ける始末なのであるが?。
「もう無理…あんな人間じゃねぇ奴相手に」
と? なんとも弱腰に拍車をかけるような素振りで、突っ伏した涙目を貯めた顔を上げる。
当然眼前に映る仁王立ちするカレンに向かい何かしら言いたげな表情で訴えるのだ。
無理もない――先程前。麻酔を仕込んだモデルガンを構えながらスコープ越しに響を狙撃する瞬間。
突如彼のボディーガード事? マリオンの卑屈いたおっかね〜表情が視界にドアップで現れる。
一瞬仰け反る時間も与えず"殺傷能力抜群"の? 強烈な巨大な水の刃が容赦無く音速で襲って来たのだから。
とさか頭事。哲也は目尻に涙を浮かべながら先程前での惨劇を思い出す度に震えが止まらず。正にトラウマ状態なのだww
「おれっ…部長に顔バッチリ見られちゃったんだけど…ねぇピン?…いや光雄先輩ぃ〜ww」
「いや…(汗)アンタ何げに"ピンク"って言ってなかったか?」
ガシリと隣席に腰を下ろす光雄の両肩を掴む。ひょっとしたらあの惨劇後自分達をぶち殺す為に探し回っているかもしれないと。目の前で唯一頼れる光雄に助け船を促す。
しかし光雄は光雄で一度ならず三度所か数々の怒りたけぶ彼女の恐怖を身をもって経験してる訳であり。 捕まれた両肩にそっと手をそえる。そしてむぐぐと特徴のある流し目を珍しく開きながら? 謎の"超真剣モード"な表情にきれ変わる。
そして一言落ち着いた素振りで可愛いい後輩に助言を告げる――「いいから。とにかく生き残る為に"マリオン"から逃げよう」と?
「またまたぁ〜。んな水色如き。このカレン様直々にぶっ飛ばして差し上げ?」
「なぁカレン。アンタは昔から"あいつ"との付き合いが無いからそんな余裕ぶっこいた事言えるんだ」
「"マリオン"を本気で怒らせた俺様は分かるんだが…多分"マジギレ"させちまったらここだけの問題じゃすまないぜ。あいつ。以前に住んでいたローマじゃ最悪な『氷結の悪魔』のあだ名でな。奴が本気になれば『"氷龍(Ice・Dragon)"』なんか召喚しちゃって人を殺すのに何のためらいもない」
「ひっ!? ひぃぃぃ。おおおっ おお俺。奴を怒らしちゃったか? 大丈夫か? なぁなぁなぁ光雄先輩ぃぃぃ〜(泣)」
なんともww…なにやら根の葉もない"マリオン最強伝説?"に胡散臭い御託を尾鰭やら背鰭を付け加えながら並べる光雄なのだが…。
そんな2人の様子を今度は膨大なため息をつきながらヤレヤレと余計に呆れだすカレンの姿が映っていたのだったww
「まったく! マリオンマリオンって。あの水色なんかにゃ〜ひけを取らないとっておきの秘策がアタイにゃ〜あるっちゅ〜に」
とまぁ〜。そんなアホ臭い厨二トークに華を咲かせる光雄達2人をスルーしながら今度こそ"打倒マリオン"? を胸にカレンは1人湖畔に乗り出す。
そして遂に彼女はこの湖畔に生息するとある生物と遭遇。
「なに…こんな小さくても凛々しくも猛々しい素振りでこの私に挑もうとするの?」
そう。自分達の居る世界は滅びの道をたどり…目の前に差し迫る獰猛な魔物を前に死を覚悟した彼女。
その彼女を偶々偶然にこの世界に迷い込んだ1人の人物に救われた。
そして事故とはいえ。その彼に誘われ現世に召喚された身でもあるカレン。
彼女を救出した彼事。杉原 響を新たな主と認めた矢先。彼の心を横やり的にマリオンに奪われ。常にこの世界で独りぼっちな彼女。
そんな彼女の視界に映る小さくも勇敢に立ち向かおうと小さな両ハサミを目一杯拡げて必死に抵抗する一匹のザリガニを器用に拾い上げる。
ワシャワシャとそれでも必死に抵抗する生物のつぶらな瞳を胸に。彼女は決心する。
――お前も私と一緒か…並ば我はお前の主となろう。そして我に誓え。共ににっくきマリオンを撃ち滅ぼしこの現世に我と共に君臨しようではないか…
にこやかに不適な笑みを促しながら。偶然出会うこの小さな生物にポトリと鮮やかな紫色の液体を一滴垂らす。
魔族である自身の生き血を餌にこの現世での生物を使用する。
禁断の術式ソロモン王が封じ込めたと印される七罪の内の一柱。その悪魔契約を樹立させる。
彼女自身。用いる雇用範囲を越える魔術レベルに制御不能に陥る事も知らずに――
◇◆
一方。同僚であるカレンが自らただならぬ事態に陥っている事も知らずに居る光雄達は…
目の前に収縮された野球ボール位の水弾が差し迫る。
「のわぁぁぁぁっ!? 無理っマジで無理だから…ひいっ?」
悲痛な叫びを挙げながら一瞬で僅か数センチの距離を通過する水弾を器用に防御結界を展開させ回避。
忽ち自身の背後に停泊中の中型のボートに次々と突き刺さり数メートルの水柱を上げながら破片を空高くまき上がらせ轟沈する。
更に数秒もたたぬ内に激しい突風に煽られ隣側に居た哲也はバランスを崩し。尻餅をつく。
腰が抜けたのだろうか。目の前に突如現れた彼女の姿に怯えながら。逃げる事すらも出来ずに居るのだ。
「かはっ? ちっ…ちちちょっとひっひぃぃ…殺されるぅぅぅ!!!」
「ったくもぅ〜。さっきのはわざと外したんだよ。 んな可愛い後輩を殺すやら殺されるやら。一体この私をどこぞの悪党と勘違いしてんだよっ…」
先程前の一見から。マリオンは、哲也やその他の光雄達の身体から出る微弱な魔力を探知する。
当然目の前で仰け反る駆け出しの魔術師である光雄達とは違い。 本元のプロである彼女にとっては、光雄等が何処へ潜んでいようが捜し出すのは造作もないのである。
「まったく。哲也もどーせそこに居るバカ光雄に垂らし困れた口でしょ? これでお相子でいいよ」
前回での白いコートでは無く。元々の彼女のトレードマークにもなる対魔法防御を施す紫色のマントを揺らす。
カツンと独自のブーツの渇いた音を木製の床に鳴らしながら今度はもう一人ここに居る筈の可愛い後輩であるカレンの気配を探るマリオン。
そんな様子を横目に響は今現在慌てふためきながら謎の挙動不審に陥る光雄の元に駆け寄る。
「あのっ。まさか副部長自らあの"サンタ探し"に来ているんだったらなんで事前に連絡入れてくれなかったんですか?」
焦り気味な表情を浮かべる光雄なのだが。目の前に駆け寄る響の姿に再び落ち着きを取り戻す。
続け様に投げ掛けられた彼の質問に、何の疑問も抱かずに軽く答えるのだ。
「あはっ? いや…さっきアンタに危害を加えたのは…ええっとだな。マリオンを?」
「もうさっきのは別にいいですよ。そのお陰で、じゃなくっ! もぅ〜。光雄先輩は、あのサンタを――」
「へっ? サンタだったらもう既に"アンタ等会ってる"んじゃないか?」
既に響達は問題のサンタに出くわしたと告げる光雄の答えに余計頭を混乱させ、その場で考え込むのだが。しかし光雄は辺りを見回した後。そっと「未だここに居るぜ」と軽い一言を告げる。
そして、右手をそっと悟られないように未だここの近辺に居るであろう問題のサンタを指を刺しながら教えるのだ。更に彼が指を差す遥か先に目を泳がせる。
「――えっ? まさか"アレ"なんですかっ」
「そう"アレ"あのぬいぐるみから微弱だが魔力を感じ取れないかなぁ」
「えっ?」
「んとにもぅ〜二人仲良くなにやってんだよ。所で響。只で私があのぬいぐるみとじゃれていたと思ってたの? あの時私も何か引っ掛かってさぁ〜ちょっと近寄って調べてたんだよ」
「えっ? えっ? ええええ!?」
何時のまにか今度は。哲也と共に近づいて来たマリオンにも。光雄と同じ事を告げるのだ。更に今度は何かしらを思ったか。
自身のマントをまさぐる…。そして未だここに居ないもう一人のメンバー
その彼女が今から"ナニ"をしようとしているのか気付いたようで。ある魔具をマントから取出し未だなにも分からずに居る響にそっと手渡す。
「あのっ。サンタは分かったんすが。早く捕まえ…」
「うん。それもあんだけどねっ。響…あのサンタはね。本来のやるべき事を忘れさ迷っているみたいなんだよ。そして今あなたに渡した"これ"」
響は。マリオンにそっと手渡されたある物をじっと見つめる。そう…彼の目に映る"それ"は、何の変哲もない只のガラクタ――昔見た記憶にある子供達が良く遊ぶ只の超合金なのだが。 更に一体彼女はなにがしたいのか首をかしげながら動揺を隠せないのだ。
その彼に又一言ゆっくりと告げるマリオン。
「えっとね? この魔具はね。本来子供達の夢を凝縮させた大事な物なんだよ」
「それは…多分。誰が見ても分かると思うんすが。あのっ! マリオンさん? 一体俺にどうしろと」
「うん。あのサンタにこれを見せてあげて。そして、あなたがあのサンタと共にカレンを倒し。この施設――ううん?。カレンやあのさ迷う彼。サンタさんやみんなを救い出す。響あなたなら出来る――」
マリオンがその一言を告げると同時に突如とてつもない地響きがこの施設事襲う。
まさに先程から告げられたのはこの事だと言わんばかりの炸裂音を轟かせながら。巨大な…正に悪魔か"ナニカ"が降臨したような露骨な巨体が豪快に撒き散らされた水しぶきと砂煙にシルエットが浮かび上がる。
遥か前方で数名の悲鳴が上がりその場から逃げ惑う家族連れや人々の姿が見える。
同時に湖畔の畔に設置された休憩施設が倒壊を起こす。 巨大な鉄骨が轟音を立てながら遥か後方に軽く吹き飛ばせ深紅に彩られた甲羅の一部が視界に映り込むのだ。
その紛れもない普通じよない光景を眺めるも。
響はぐっと右手に持つ小さな道具に力を込めながら見つめる。
幼少の頃。このクリスマスの時期に毎年放映されていたとあるヒーローアニメを思い出していた。
現代の子供達の心から既に忘れられていた無敵の"ヒーロー"超絶ロボ『サンタクロス』"を――
そして。ここ、巨大アミューズメントパーク『マンジロウランド』を舞台に魔法VS魔法での前代未聞の"召喚戦争"の時が刻一刻と迫る。
更に無理矢理だが
次回へ続くっ!
〜後書きコーナー〜
光雄「いや…ええっと」
マリオン「"エ●ーラ"だよっ!」
カレン「そうそう"エ●ーラ"だわ」
光雄「だぁぁぁぁ!!!つかなにそれっ。何故あんな意味のね〜妙なの出すっ! あれかっ? あの誰かさんの"背中"から独立したんかっ! ほぁっ!?」
哲也「"いえ"……タ●ジャさんのとは(汗)」
響「……」←
◇◆
カレン「ええっと――その"ネタ"がもし気になる人はタ●ジャさまの活動報告をググれば一目瞭然よっ」
アーク「すっ"スミマセン"っしたぁ〜」←(激汗)
カレン「そんな訳でっ次回の"超絶ロボ『サンタクロス』"は――」
光雄「いや…何げに題名変わってるだろこれww」




