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『"ピンク副部長"は仕事そっちのけで"ナニ"しとるんですかっ!!』



さてさて。前回の続きになる今回は?


いよいよ待ってましたのピンク事。あのお方と愉快な仲間たちのご登場ですっ!


そんな訳で。



『サンタ×オカルト部』


光雄「始まるぜっ!」

 



 舞浜市最大のアミューズメントパーク。

 通称『マンジロウランド』その規模はかの東京ドーム七個程の巨大な敷地に大小様々なアトラクションを設ける施設である。



 国内だけではなく海外での『"タカジャ"パラダイス』にも引けをとらない巨大テーマパークなのだ!



 そして今日。12月24日、特別なイベントもあいまり舞浜市内だけではなく、市外からも様々な人々が軒をつらなえ訪れている。

 その人々の波に混じる一際目立ちまくりの鮮やかな"ピンク髪"を揺らす人物も又――




    ◇◆




「え〜とぅ。これもいいかな…いや。断じて違うっ! 何故だっ何故ミントにチョコが混じるっ」



「そこっ! うす鈍ピンク頭っ! 速くして下さいよもぅ〜っ。言っときますけど何で私達その他のメンバーまでが、こんな場所に出張る必要があるんですかいっ!」



「ってコラッ"魔法少女っ"! 人の耳元でギャーギャーうるさいっつの! 昨日徹夜の頭に響くんだ…よ?」



「ひくっ……ほぅ? てぇ〜つぅ〜やくぅ〜ん? お前。只の鳥の分際でこの"カレン"様に魔法少女だ? あ"ぁん!?」



 なんともww響達御一行がアミューズメント西側の駅前入口から侵入した頃。

 既に同じく南側ゲート付近でてんやわんやと喧しく騒ぎ立てるなんとも怪しげな輩が目立つのだ。



 そんな奴らを通りかかる親子連れは、指を刺しながら親に向かい無邪気に質問を促す。



 しかし普通ではないピンク頭や、はたまた金髪トサカのホウキ頭を揺らす奴。 はたまたドコゾのコスプレ衣装に身を包むロリと… 極めて個性的な大道芸人のような奴らに、母親らしき人物は一瞬目が点になる。

 更に数秒もたたぬ内に我に帰るも当然光雄達に、指を刺す子供を無理矢理引っ張り?


「見るんじゃありませんっ!」


 とそそくさに逃げるように退散する始末。



 その様子を軽蔑の眼差しでふっ…と小馬鹿にするカップルとww



 正にとんだ場違いデスカ? と言いたくなるような恥ずかしい集団なのだ。



「まったく…これにこりたらアタイをマジカル☆呼ばわりして欲しくないわよっ!」



「うぐぇww…つーかあんた。普通こんな近距離で炎系魔法連発すっか? お〜あちっ!」



「なぁ。哲也にマジカル☆っ。このアイスで良かったんか?……つーか哲也? アンタ何で焼き鳥に」



 暫くしてから光雄は両手いっぱいのクレープを抱え。背後に設置された休憩用ベンチまで足速に近づく。 そこのベンチには、なにやら謎の黒焦げ状態で機能停止中のオカルト部メンバーの1人。寺門(てらかど)哲也(てつや)事。トサカ頭と呼ばれる輩がうだれている。



 そして光雄が手に持つクレープ数個を、乱雑に奪い取り美味しく頬張る少女。 程よく伸びた赤髪を揺らす謎のコスプレ美少女事。カレン・アーリカ・ユメルルが目に映るのだ。



 今年の春に海外から転校して来たと言う噂は置いといて、実は響がこの現世に偶然的な事故で誤って召喚しちゃった夢魔の一種なのだが。

 元々ローマからの留学生かつ魔術師であるマリオン筆頭に、オカルト部メンバーだけが伏せている素性なのである。



「とっとととりあえず本題に移ろうか諸君……って? なぁ聞いてんのかっ?」


「ちゃんと聞こえてるっすよピンク先輩」


「あのなぁ〜トサカくんっ! 言わせておけば俺様は」

「ぼそ……実は"マリオン先輩が俺様は非常〜に心配なのだぁぁ〜"でしょ?」

「んなっ!?」


「まったく。副部長ともあろう奴が、いくら可愛い後輩だからって"最愛の部長さん"に任せちゃって。今頃響と部長さんは?」


「むぐぅっ…俺様だっなぁ〜、この作戦の発案はマリオンだし…マリオンには逆らえんし…ぅぅww」



「アタイに良い考えがあるんだけどさぁ〜…」



 とまぁ。なんともまったく持って副部長の威厳を忘れ後輩達に舐められっぱなしの光雄。

 そんな彼を筆頭に統率力の無いいい加減な集団が、本来の"サンタを取っ捕まえる"のではなくまったく逆の、お約束的な"マリオン奪還作戦"(光雄が命名)に移行してしまったのだ。



   ◆◇




 一方光雄達が怪しげな謎の作戦をたくらんでいる頃。逆側になる西側ゲート付近では?




「うぅわぁぁ〜♪ ねぇっ。見てみてっ、これすっごいすっごいよ!」



「なぁぁ? ちちちょっとマリオンさんっ? はしゃぎ過ぎ。はしゃぎすぎっすよ」



 とまぁ。本来は紳士たる男事。響からエスコートする筈のテーマパークでのデート(仮) なのであるが。

 何故か逆にマリオンが響をエスコートするように勢い良く引っ張る。

 あちこちに設置されている様々なアトラクションやらその他の施設に足を運んで行く。



 今まで彼女が居たローマや舞浜市外とは明らかに違う世界。

 そのおとぎ話の世界に只ただ無邪気に胸を膨らませながらはしゃぐマリオン。


「はれっ? ねえねえっ。響ぃ。あそこに居る変なデカイのって? 誰の使い魔なのかな。にしては微量にもアレから魔力も感じないし…」



「うっげww…俺達に向かって手を降ってやがるしww」


 一体全体"ナニ"を見付けたのやら。マリオンは目の前で手を振るとあるぬいぐるみを何かしらと勘違いしたのか。小さな顎にか細い指をそえながら、キョトンと可愛らしげに首を傾げる。

 


 その様子がなんとも好意と受け止めたのか。目の前で手を振るぬいぐるみは右手を器用に振りながら響達に此方へとジェスチャーを送るのだ。



「うっは(汗)…マリオンさんっ…あれはさぁ〜"マンジロウ"と言ってこの施設のイメージキャラで。つかちょ? マリオンさぁ〜ん! 一体ドコゾへっ?」



「ほらほらっ…マンジロウがこっちに来いって言ってるよ! キャハッモフモフだぁ〜…ほらっ響もっ」



 なんとも。結局マリオンも又肝心な"サンタ退治"と言う肝心な仕事をそっちのけで"マンジロウ"と戯れる始末なのだが。



 果たして響達や光雄を筆頭にオカルト部メンバーは。無事にこの施設内でサンタを見付け出し。奴の悪事を阻止出来るのであるかっ!



 更に無理矢理だが

次回へ続くっ!


 〜後書きコーナー〜



"マンジロウ"「…ゆっさ…ゆっさ……」


マリオン「ヒャハッ♪ もふもふだよ〜//」



光雄「あのっ…この顔や姿何処かで」


カナン「ちょいとピンクさんっ? このキャラは流石に不味いんではと思うんだがねぇ…」


響「えっ? 新参者の俺には」


哲也「そうだな…まずはあんた達が加わるこの企画を考えてみようか」



響「たし…かコ●バツムギの…」



カナン「それっ。すっごく惜しいな。アタイだったらさ〜ロリコンともふもふする輩は 」



響「そっか! みなさんっ分かりました! あのぬいぐるみの状態は」



哲也「――ごくりっ」


響「万●ろ?」



光雄「へっ?」


マリオン「んなっ!?」










 〜大変危険な"ネタバレ"の為。暫くお待ち下さい(-ロ-;)〜








    ◇◆



マンジロウ「ごそごそっ……」←(注:次回もお楽しみと言っている)




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