異世界ファンタジーってなんだぁ?
異世界…それは空想の世界。
草原が広がり、天にも届く高い山があり、天空には竜が舞う。
その世界に行き何をするのか…
世界を救う?冒険をする?異世界の生き物を食べてみる?やりたい事は沢山ある筈だ。
そんな世界に1人の高校生、佐藤マコトが招かれた。
「おお!勇者マコトよ!魔王からこの世界を救ってくれ!」
高校二年生、無キャ、友達そこそこ、フツメン、頭もイマイチ。
こんな普通の人間だったら何を思うだろう。
俺の時代キターーーッッ!
そう思っていた時期が俺にもありました。
ステータス画面、スキル、なんか凄い武器、他にも色々あるような異世界の定番…
そんなのは無かった。
異世界に来たは良いものの、定番がない…
勿論、最初の内は『ステータス!』や『スキル発動』などと叫んだものだ。
そんなことをしても何も起こらなかった。
レベルアップなんてものは無かった。
つまり自分の身体能力もそのまま…終しまいだぁ…
少なくとも自分の様な一般高校生よりもラグビー部の様なフィジカルゴリラの方が絶対に活躍できる。
片手には王国の伝統技法で作られた剣がある
これ一本でどうしろと?
俺なんかスライム程度しか倒せないだろう。
明日には王城を出て魔王を倒す旅に出ねばならない。
果たして生きて帰って来れるのだろうか?
不安を抱き眠りについた。
初めて書いた作品です。
エブリスタにも投稿しています。