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リンク7 混沌の魔女の使いとエネルギーの精の試練④

コンパスはローズにこのまま仲間になってほしいようです。

次回、サギの親玉さがしへ。

「仲直りの証にでてくるんだね。証」


 ぽつりとソウがいう。どんな理由で悪いことをしたかの印なだけで仲直りをしたらたしかに、あらわれる。レンはうなずく。ホウもへえという。チズはたしかにと手を打つ。


 そう考えるとローズの言った罪を犯した『こまっている人』という言葉よりもしっくりくる。集めた証はエネルギーの精に渡すことになっている。


「ローズって正義感強めなの?」


 チズはそういえば、混沌の女神も正しいことにすごくこだわっているって神官さまにきいたことがある。だから、人間の間違いや失敗にすご~くイラだっていることも。


「あら、悪い?」

「図星かよ」

「そういえば混沌の女神は自分は正しいことをしているって教えだよな」

「手段は選ばないのかよ」

「悪くないよ、ローズ」


「「「悪いに決まってるだろ!」」」


「フフフ、仲良しさん」


(楽しそうだな、みんな。ローズさん、このまま味方になってくれないかな?)


「思っているだけじゃなにも成し遂げられないわよ、コンパス」


 そのとき、泣いている人がこちらにやってきた。みんなの広場の酒場には依頼書がナイフでささっていて、受けるときは依頼人にあう。高額報酬でうかれて、偽の依頼書をつかまされておどされてお金をうばわれたという。


「さらにお金をとろうと勇者の庭で待ってるんだ」


「これが次の試練か」

「エネルギーの精の試練を受けてるのかい? なら助けてくれ」


「欲をだすからいけないんだ」

「高額報酬をうたがえよ」

「あきらめよう」

「いいよ~」


「「「安請け合いしてんじゃねぇ!」」」


 六人は勇者の庭へとむかった。お金を数えている人がこちらに気づいて詰めよってきた。


「約束の金は用意したんだろうな」

「お金を返してもらうぞ」

「できねえ相談だ、力ずくで奪うまでよ!」


 男はおそいかかってきた。コンパスが男の目をかくらんし、そのすきにホウが金をとりもどしてチズが剣の柄で男の腹をたたく。


「許してくれ、つぐなうから」


 男をつれてだまされた人の下にいくと金が戻ってきただけでいい、高額報酬にだまされずにまじめに働くという。だました男にだまされた人はあなたもこんなサギでかせごうとせずにまじめにはたらくといい、と肩をポンとする。男は、だました俺をゆるすだけじゃなく、はげましてくれるなんてあんたは人が好過ぎる。また、だまされんなよと返す。すると、肩が光りだしその光が白い球になりうかぶ。


「和解の印か、うけとれよ」

「これからどうするの?」

「臭い飯を食う」

「ホウにきいてないよ」

「チズのくせに生意気だ」

 

 そのとき、神殿の警備をしていたものがきて、彼をつかまえる。


「俺には子どもと妻がいて、金が欲しかったんだ」

「酒場の依頼じゃダメだったの?」

「あいつが、あいつが」

「だれ?」

「俺にこのサギの依頼を頼んだやつがいて」

「そいつが最後の試練っぽいね」


「サギの親玉をさがしにいくよ、みんな」

ローズは正義感が強くて、

仲間思いです。

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