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リンク2 勇者と三人の賢者たち

みそぎの神殿を取り戻すために、

いじめっこたちと協力して魔王を倒すことになりました。

「さあ、みそぎの湖をとりもどすよ、チズ! ホウ! レン! ソウ!」


「俺たち怪我してるんですけど?」

「戦えるわけないだろ、ポンコツコンパス」

「僕が勇者だよね?」


 口々に好き勝手なことをいい、コンパスに石を投げつけるとホウ・レン・ソウ。


「それどころじゃないだろ!」

「「「俺(僕)達には重要なんだよ!」」


「ま、待って説明するから」


 勇者にはそれぞれ知恵の賢者、力の賢者、勇気の賢者がいるの。それぞれが勇者の旅の助けとなるんだよ、って聞いてる? はあ、つづけるよ。知恵の賢者は知恵を、力の賢者は力を、勇気の賢者は勇気をそれぞれ助けとなる言葉を授けてくれるんだよ、そして共に戦うの。そのためには勇者の庭にある三賢者の秘宝を三人が使いこなさなきゃいけない。えー、じゃないから、ほらチズくんの背中を小突かないで、わっ今すぐ傷を治すね。


 三人はそれぞれ知恵の秘宝、力の秘宝、勇気の秘宝を手にいれた。文句を言いながらも秘宝の助言を聞いて使いかたをおぼえる。


「知恵の秘宝よ、勇者の庭を守れ」

「すごいじゃん、レン」

「これでいざとなったら、ここにもどればいいんだね?」

「ワープ機能もあるからね、ソウ」


「わあ、レンすごいね」


「「お前はいいんだよ!」」


「な、なんでだよぉ」

「ほら、チズくん泣かないの。三人もこれから冒険するんだから仲良くするんだよ。さあ、『魔王生みの闇』からこのみそぎの神殿をとりもどすよ」


 五人は勇者の庭からでる。


「力の秘宝よ、勇者に道を作れ」


 モンスターたちが海がさけるように道を作り、ひざまづく。


「雑魚モンスターは俺にまかせろ」

「ホウかっこい~」

「とっとといけよ、とろお~りチーズ」

「わかったよ~」


 並みいるモンスターたちを抜けて、みそぎの湖だった場所に着くと、そこは、


「な、なにこれ」


 エネルギーの精が魔王になりかけていた。


『半魔王・エネルウェスト』


「勇気の秘宝よ、我らに……なんだっけ?」

「もう、我らを勝利へみちびけだよ!」

「か、勝てるかなこの戦い」


****


 エネルウェストはドロドロをあやつりその力を確かめているようだった。その手の中の感触を確かめ、不意に三人をむいて戦いははじまった。


 大きく花開くようにドロドロを広げていき、ソウをねらう。勝率を下げるところかららしい。だが、


「勇気の賢者は勇者と共に戦えるんだよ?」


 腕の勇気の秘宝が形を変える。それは盾と片手剣。ドロドロを防ぎつつもその弱点をさぐる。しかし、ソウにはわからなかった。チズがそこへ助太刀する。


「ああ、こんなときにレンがいたらな、頭がいいから」

「よくドロドロを見てみようよ」

「とろ~いチーズくんなのに気が利くね」

「それはいまいわなくても」

「戦闘に集中する!」


「「は~い」」


 ドロドロはには黒くて少し半透明。あちこちに自由に伸びて縮み弱点がどこかわからない。おまけに、固さも自在でなぐってきたりする。吹っ飛ばされるチズとソウ。ぶにゅッとした感触がいやな感じ。ソウがつかまった。手足ををバタバタさせて助けをこう。


「いやすぎる、はやく倒しちゃってよ。チズ!」


 バタつかせていた片手剣がドロドロを切りつける。すると、中から白いぶよぶよがでてきた。しまったとばかりにぶよぶよは跳ねまわりドロドロの中にもどろうとする。これが弱点だ!


 チズは白いぶよぶよを真っ二つに切る。びくっと白いぶよぶよはした後、黒いドロドロを吸い込んで消える。残されたのはソウと白い模様のついた球だ。


「た」

「た?」


「「「倒した~」」」


 チズとソウとコンパスは思わず手をとって喜んだ。コンパスに手はないけど。モンスターたちは勇者候補にもどり、どこからか神官もあらわれた、隠れていたらしい。レンとホウもかけつけた。勝利を喜び、勇者候補たちも状況を把握しどよめく。足元に転がる白い球にきづき、一人が手に持ちみんながこれはなんだろうと話していると、


「皆の者よく聞くのだ、それはエネルギーの精の卵だ、みそぎの湖にいれて清めるとエネルギーの精が復活する」



三人は少しずつ仲良くなるっというより、

ほぼこんな感じで冒険は進みます。


読んでいただければ嬉しいです。

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