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プロローグ
おっちょこちょいな神官が、
魔王に苦しむ世界を救う方法を聞く。
16のつながりを復活させることだった!
「魔王はこの世界のエネルギーで、魔王を倒して清めることでつながりは取り戻される」
(しまった! 問いを間違えた。落ち着け私。これでは王に報告できない。問い直そう)
「この世界を救う方法はありますか? そしてその人物とは?」
「真の解決を答えよう」
(これは!)
「16のつながりを復活させるのだ。さすれば、真の解決へ向かうだろう。それは”コンパス”にみちびかれた勇者にしかできない」
「その勇者の名は……」
「”コンパス”を遣わそう。勇者の良いみちびき手となろう、私は人間を信じている」
ふわふわと空飛ぶコンパスがやってきて神官の肩にとまった。
「おはようございます、神官さま」
(不安だが、今はこのものに頼るしかない。神の遣わしたものなのだから)
「おはよう、そしてよろしくたのむぞ”コンパス殿”」
日の光がかすかに上り始めた早朝のことだった。
書き直して再掲載です。
取り乱して掲載したものを消してしまったので。
本当に気をつけます。