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久しぶり!すっかり存在忘れてただろ!だからとりあえず鉄道作ったぞ!

大変長らくお待たせしました。孤独の棋士の方がひと段落したのでこちらも書いていきます。

久しぶりだな!

孤独の棋士の方ばかり書いてたせいで俺たちの物語はしばらく抑止されてたぞ。

孤独の棋士執筆中に何があったか教えてやる。


マリーは奴隷解放のための組織を作り出した。

残念ながらアーサーが帰ってきてしまった。

俺とアリスは相変わらず悪役令嬢と奴隷解放と現実世界っぽくしていく生活だ。

「いいか?孤独の棋士を書く方が楽しいなんて思うなよ?」


奴隷解放は現実世界っぽくしていくために必要なことである。ただそれ以外にもやることがある。


「都バス…が大変な混雑を見せているじゃないか。何かもっと良い方法はないのか?」

アーサーが都バス混雑を憂う。この世界に地下鉄もバスも存在しない。都バスという名の馬車しかない。

「あなた、鉄道を引きましょう。」

とりあえず鉄道を引いてみよう。この世界に電気ってあったっけ?いやなければ蒸気機関車でいいんだ。

新しい労働環境として採掘場、製鉄所、鉄道敷設が追加された。なんだか街を作るRPGのようだ。


「アーサー王子とヴィラン王女が鉄道とかいうものを作るらしいぞ。」

「鉄道ってなんだ?」

街の様子はこんな感じである。当然だ。この世界には鉄道がないので何かわからない。ゆくゆくは日比谷線のような車両を目指す。ただ最初は蒸気機関車からである。


数ヶ月後、突貫も良いところだ。なんと鉄道完成。一応言っておくが、週休二日制である。沢山動員しただけだ。


「はじめての鉄道」

渋谷から新橋を結ぶ都バスが混雑していたのでこの区間に鉄道を引いた。俺は一応鉄道を知る者なので、それぞれこんな感じで作れと指示を出した。結果、1号機関車のようなものが出来上がった。


アーサー王子が鉄道を見て一言。「ヴィランは天才だ。」

確かに自分の指示でこんな凄いモノできたらそう思うだろうな。ただな、俺の世界には日比谷線はじめ色々あるんだよ。


俺、アリスと2人きりになる。

「マリーの奴隷解放、進んでる?」

「一応はそうですが、ただプールトゥジュール・エスポワールがマリーを尾行しているようで…」

プールトゥジュール・エスポワール。簡単に言うと警察である。ここはまだ名義変更前なのでこんな名前である。

「あー、確かアーサーの直轄組織だったな」

ということでアーサーイエッサーである。

「まともな組織にして警視庁とでも変えておくか…ただ難しいなぁ」

アーサー直轄ということは独裁政権である。なかなか手が出せない。

「そういやここには軍もあるんだっけ?」

「はい。プールトゥジュール・リュネヴィルという軍が。彼らもエスポワールと連携しています。」

ここ、もう日本帝国で地名も日本名なのにまだプールトゥジュールが残っている。この辺に手を出していなかったのは失敗だった、いや手が出せなかったか。

「マリーが捕まることがあれば、俺はマリーにつく。つまり全面戦争だ。現実世界において戦争なんてよろしくないが」

とりあえずアリスに警察と軍が追ってるから気をつけろと伝えるように命じた。


マリーの方は東夢解放協会を設立した。ただヴィランの姉であることは知られており、信用しない人も多い。それでもマリーの優しさで少しづつ信用を得ていた。

「マリー様、プールトゥジュール・エスポワール及び、プールトゥジュール・リュネヴィルが追っていると情報が入りました。恐らくアーサー王子の命です。お気をつけくださいませ」

優しいアリスと優しいマリー。ただ奴隷解放の道は長い。


「最後にはアーサー王子を裏切ることになる。その時俺ははじめて本物の悪役令嬢となるのだろうな。」

奴隷解放はアーサーにとってはあってはならないもの。それをするには敵対することが確実。

「ただのしがないサラリーマン。なのになんでこんなことになってるんだろう。」

あの日まで俺はただのサラリーマンだったんだ。早く、元の世界に戻りたい。奴隷解放とこの世界を日本にしてから。

孤独の棋士と違いこちらは一から色々作るので非常に大変です。なろう系書ける人本当に羨ましいです。

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