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革命…それは国民の想い。そして自由への道。

一部残酷なシーンがあります。自己責任でご覧ください。

革命の朝。いつもと変わらない朝。鳥の囀りが聞こえる。


「さて、始めるぞ」


革命は午前9時より始まった。


「ヴィラン!革命を起こしやがった!お前は安全な場所に避難しろ!俺は王族警護隊と共に革命軍を始末する」


一人になった。アリスを探し出す。


「恐らくアリスはこの中だ。」

異世界転生モノは大体地下に牢獄がある。間違いない。


「ビンゴ」

普段は警備のつく部屋も今日は革命軍を倒すためにいない。

鍵を開け、アリスを救い出す。

「川越様…大丈夫ですか?」

「俺は問題ないが、アリス、お前は?」

「私は大丈夫です。川越様のメイドとして、使用人として。私は負けませんから」

「なら良い。今、革命が始まった。俺は革命軍を手助けする。アリスは安全な場所に避難してくれ。大丈夫。俺はこの街の良き令嬢さ。」

「わかりました!」


革命軍はかなり強かった。国民は日々の生活の売上で武器を買い、かなり武装していた。


(これでは、この国は終わる…)


…見つけた。安全とは全てにおいて安心できる場所を指すのだろう。どうだ?それが壊れた時、どういう感情だ?

「やれ」


マリーの姿がない。革命軍の中に。

ならばマリーは安全な場所にいるというのが基本。

それなら、そこを見つければ良い。


軍と警察は革命軍との衝突をするのではなく、今まで通り、マリーの抹殺へ動いていた。革命軍にマリーの姿がないことは既に把握済。ならばこの辺りにいる。地下室の中など都合が良い。


「なぜ…」

絶望し切ったその顔は美しかった。ドアを開ける人が老人やアリス、ヴィランならどれほどよかっただろう。しかし現実は残酷だ。ドアを開けたのは軍の最高指揮官なのだから。

「俺が革命軍なら、お前は酷く喜んだだろう。マリー=スカーレット。王子の命により、始末する。」


マリーは地下室の中、軍の銃弾を浴びた。

四方八方に飛び散る鮮血、虚な目。手の先には軍の姿。マリー=スカーレットは最期に一言呟いた。

「この国に…自由を…」


首だけ切って、革命軍の前に晒したれ。


そうすれば革命は失敗に終わるのだから…


「まずい!軍と警察が来やがった。悪行に加担する気か!」

革命軍と王族警護隊は互角。ならば向こうに軍と警察がつけばこちらは負ける。


「革命軍に告ぐ。奴隷解放を謳い国民を悪の道へ進めた極悪非道の犯罪人、マリー=スカーレットを処刑した!」

最高指揮官はマリーの生首を革命軍の前に晒した。


「え…」

固まった。革命軍が皆固まった。

今まで自分達を奮い立たせてくれた。マリーが、今目の前で変わり果てた姿で


そう、革命は失敗に終わる…そう教えるかのように。


「まさか、マリーを殺すとは…」

老人もこれにはショックを隠さないでいた。

次回…最終回です。

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