~自作品を振り返り今思う事~
私はとにかく、ハピエンが苦手だ。
だからなのか、ハピエンで大団円みたいな万人受けする物語が紡げない。
いわゆるただのひねくれ者なのかもしれないが、このなろうに投稿している自作品を見ても、ハピエンに終わった作品は僅かに一作品だけで、後はほぼ、バッドエンドに終わっているのがほとんどなのだ。
最初の頃は、ランキングだの評価ポイントだのは一切気にもとめていなかったのだが、少しでも読んでくれる方がいると思うと人間故の欲という感情がひょっこりとかおを出す。
けれどここで私は思った。なぜに、自作品にはブクマも評価ポイントも少ないのかを。
結論としてたどり着いた答えは二つある。
私の書く文章の癖がつよすぎるためか、繰り返し読みたいと思うユーザー様は、ごく、稀にしかおらず、またもう一つは、すぐに飽きられてしまうのだろう。
けれどこのスタンスで三年も書き手を続けていると、たとえ、一人二人のユーザー様でも、私の書く文章を楽しみにしてくれているユーザー様がいるのはとても心強く、励みにもなる。
ただ、ブクマだったり評価ポイントだったりがものすごい数値を叩き出しているユーザー様の作品を拝読させていただくと、うらやましく思いもするし、私には、なろうに登録から作品投稿の流れで書き始めたばかりの頃に一時期お気に入り登録していたとあるユーザー様から、手酷い酷評を受けた事も、未だ頭の何処かにひっかかっているのだろう。
けれどそれがどうしたと、今はそう思うのだが、その当初は正直、筆を折ろう、このサイトも退会して、また前みたいに、自分だけで楽しむ世界に戻ろうとさえ考えたほどだった。
しかしこのサイトの良い部分も垣間見たように思うのだ。
捨てる神あらば拾う神ありのことわざではないが、そこはやはり、日本最大級の小説投稿サイト。当初は全く読まれなかった私の作品達だったのだが、とある女神が舞い降りた事によって、飛躍的に日の目を見るようになったのだ。
しかし、やはりライトノベルの要である異世界恋愛や、異世界転生系の勢いは凄まじく、未だこのサイトの壁は高いのだが、プロデビューをしている訳ではないので、自分のペースでのらりくらりと続けて行ければと思う今日この頃である。