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吉村夏彦の覚書  作者: ルリア
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 世界に恋をしたら、本物の科学者としての資格を得られるのだろうかと、事務所の台所でコーヒーを入れながら想像する自分自身が常に不思議である。

 一般的に科学的であるとは、誰が行ってもぶれのない再現性がなければならない。それなのに、ただ、頭のいいだけのものは科学者なれないらしい。

 少し濃くしすぎたコーヒーを啜りつ、奇子からのメッセージを読む。一昨日のお礼ではなく、これこれの会社があるのだけれども売れないので困っている云々と前回と同じ愚痴である。

 前に同じようなことは日本製の防弾チョッキを中東のどこそこに輸出したい云々だった。もっとも、そうこうしている内に戦争がはじまったので、今はどうなったのか。それにしても、兵士一人を倒すのに双方があれほどの苦労を重ねる時代になっても、古典的な戦いを続ける人たちは頭のいい人なのだろう。

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