面白いコト、見つけに行こっ♪ 〜ふたりは〇〇 スプラッター☆〜
第5部ですー!
かなり頭の悪いサブタイになったけどイイヨネ!
今までと雰囲気が結構違う感じだと思います!
ぜひぜひ読んでみてください〜!
後半糖分高めかもですね。
残りのガスタノスも無事討伐し終えた俺達は......
謝礼金を受け取りにもいかず、街とは全く違う方向へと歩みを進めていた。
面白いコト、見つけに行こっ♪
〜ふたりは〇〇 スプラッター☆〜
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「なぁ、森 本当にいいのか?結構ごっそり消えたけど。」
「ヘーキヘーキ。どうせ皆恐ろしくて寄り付きすらしなかった森だもの。それにホラ、あっちの方は無事だし。」
「そっち方向には攻撃しなかったからな...。」
女の子が「まだもう少し話したい」なんて言うから、俺達は適当にそこら辺に座って昼飯を食うことにした。
俺はもちろん食料を持ってきていたが、向こうも持参してきたらしい。それも結構な量を。
「あなたのその鞭は何が使われてるの?そこらに売ってるものとは思えないんだけど。」
「これか?これは旅の武器職人に作らせた特注品だ。イグニスリザードの尾と、仕上げに俺の魔力を込めてある。性能は武器屋のものの倍以上!だからこそ使い慣れるのに時間はかかったが、今となっちゃ、これ以上ない程手に馴染んでるぜ。 」
“相棒”のことを聞かれて、つい調子良く話してしまった。
「(旅の武器職人....いや、まさかね。) イグニスリザードの尾...随分珍しい素材ね。しかも特注..... そんなにお金あったの?」
「(.......いいや。はっきり言っちまおう。) 俺、実は 便利屋を始める前は殺し屋しててさ。それで儲かってたんだ。」
「ふーん。どれくらい使ったの?」
「...まぁ、それでも鞭全体で 全財産の6割くらいは使ったかな...。」
全く動揺してねぇ.... 引かねぇのか?
「その大きさだと、広範囲の攻撃は 技を使わない限り不可能なんじゃないかしら?」
「いや、魔力込めればその分伸びるぜ。ビヨーンと。」
「へぇ そう。」
へぇ そう。 って! 聞いておいてリアクション薄いな...!
「...ねぇ、ここでまた始めるの?便利屋。」
「んあ?まぁそのつもりだぜ。」
「ダメ。」
ダメってなんだ!
「ダメってなんだ!」
「宝の持ち腐れだわ。こんな所に留まっちゃダメ。......世界を歩くべきよ。」
「世界?」
「そう!!」(ダンッ!)
「!?」
女の子は突然、力強く立ち上がった。
「世界よ世界!こんなにも広い世界を歩かないなんて、しかもあなたが歩かないなんて!そんなのダメよ!勿体無いわ!」
語気がどんどん強くなり、今までの冷静な彼女とは全く違う雰囲気に、俺は呑まれてしまった。
「人魚の海底都市!
鳥人族の天空への階段!
訪れた者全員が二度と帰らなかった死の孤島もそう!
まだ まだ こんなもんじゃないわ!もっと沢山のロマンが眠っているのよ!この世界には!!
それなのに人生はたった一度きり。だったら少しでも早く冒険に出ないと!! どうしようもない後悔なんてしたくないの!!」
「.............!」
「ねぇ、1度しか言わないわ。だからよく聞いて。私と」
「待ってくれ。」
「?」
「俺から言わせてくれ。お誘いは男からするもんだろ?」
「....フフッ!」
俺のこの気持ちは、どうやら相手の思惑通りらしい。
巧いやつだ。まんまとノせられた。
「俺と、一緒に行ってくれるか?」
「(フフッ) ええ、勿論。 喜んで。」
差し出された手をしっかり握る。
「エドワード・バンディだ。エドでいい。」
「“ マヤ・ルーツカ “。 マヤでいいわ。
これからよろしくね、 ”相棒“」
相棒...か。武器以外に呼べる奴ができるなんてな。
「こちらこそ、 よろしくな。 相棒。」
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「肩車して。」
「えぇ?」
「肩車して!バッグに冒険用の荷物詰めてるもんだから重くて重くて....疲れちゃったのよ。」
この感じ、見たらわかる、 ぜっっってぇ嘘だ!
「...フフッ、分かったよ。ホレ。」
「ふふん、ありがとう。」
元々、こっちでも前世みてぇに動けるようにとつけた筋肉だったが......
「つけといて良かったな。」
「つける?何のこと?」
「いや、 “ ツいてる ”って言ったんだよ。相棒に出会えて、本当にツいてるなって思ってさ。」
「つい声に出ちゃったのね?ふふ〜ん!良かったわね〜!」
....本当、そう思うよ。
ご閲覧ありがとうございましたーー!
いや〜書いてて楽しかったです〜!(*´꒳`*)
ぜひぜひ今後も、よろしくお願いしますねー!
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