表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/27

リリンシータニー 3

更新しました...!一回全消ししてしまってすいません!是非ご覧ください...!

(※いい感じのBGMとともにご覧ください)


森を抜け、界移動して、上界に来て、列車に乗って、リリンシータニー観光....と、ここまでぶっ続けできたもんだから、今かなり眠い。

しかも外はポカポカ陽気。そこにゴンドラの心地いい揺れも加わって、どうぞ寝てくださいと言わんばかりの状況だ。

しかし寝てしまってはもったいない。ちゃんと起きてこの町を記憶に残しておきたいからな。

.....と俺が健気にそう思っている隣で、マヤは気持ち良さそ〜に俺に寄っかかってお昼寝中。

....まぁいいんだけどさ。


「エドワードさん眠そうっすね〜!」

「ねみーよ。でも起きてたいから起きてるぜ。」

「ぜひそうしてください!話し相手いなくなっちゃったら寂しいんで。」


そう言って後ろをクラウスが指差す。

クラウスってのは船頭の名前だ。今みたいに喋り続けてるうちに仲良くなれた。


「ん?あらら、皆つぶれてんなぁ。」


振り向くと、乗客が見事に全員居眠りをしている。


「2人っきりですよエドワードさん♡」

「きもいやめろ!」

「アハハハハ!」


とか言いながら、眠気覚ましがてら話をし始める。


「クラウスは、鳥人族(ハーピー)の天空階段って聞いたことあるか?」

「へぁ!?やめてくださいよ怖いなぁ!」


? 怖い?


「悪い、そんなつもりじゃなかったんだ。でも怖いってなんでだ?」

「えぇ!?知らないで聞いたんすか?...鳥人族(ハーピー)の天空階段ってのは、上界中に伝わる怪談です。悪い行いをした者は、鳥人族(ハーピー)にあの世へ連れて行かれるっていう話で....。寝ない子どもを無理矢理寝かしつけるための脅しに よく使われてるんです。...もー!俺怖い話苦手なのに!」

「悪りぃ悪りぃ!そうだったのか...。」


なんだよただの怪談か....。マヤのやつ、俺をノせるためとはいえ.....いや、待てよ?


「(上界の怪談を、なんでマヤが知ってるんだ?)」


境界じゃ聞いたこともなかったから余計おかしい。だからこそあの時は胸が躍ったが....。

....今考えたら、より長く生きてる俺が知らないことを、あんなにポンポン出してきたのもおかしかったか....。気づけないなんてまさか俺ホントに歳........ま、まぁとにかく、


「(...マヤが起きたら聞いてみねぇとな。)」


ってことは、あの時マヤが話してたこと、全部疑わしくなるな....。

相棒を疑うのは心苦しいが.... 聞いてみるか。


「...ちなみに、人魚(マーメイド)の海底都市は...。」

「..は、おとぎ話ですね。これも有名ですよ!本当にあったらいいんですけどね〜...。」

「無いのか...。」

人魚(マーメイド)自体は、いるにはいるんですけど...。」

「!マジか!」


一気に胸が高鳴った。マジかよいるのかよ!


「いるんですけど....。」

「ですけど?」

「....昔、人魚(マーメイド)の血肉は不老長寿に効くってことで、乱獲されて....。一時期数がめちゃくちゃに減ったんです。それが今でも響いてて...。」

「......そうだったのか...。」

「ホント馬鹿ですよ、昔の商人。人魚(マーメイド)の細胞が体に合わなくて死ぬ人が大勢出たのに、高く売れるからって狩り続けたんです。需要以上に狩って、需要が無くなっても狩り続けて....。今でも時々闇に出るそうです。上界中でご法度になってんのに...。」


....どこの世界にも馬鹿な商人はいるもんだな。


「まぁそういうことなんで、まず都市が作れるほどの数の人魚(マーメイド)がいないんですよ、もう。....実は、おとぎ話以外に、(ことわざ)にもなっちゃってるんです。」

「...どんな?」

「“笑う人魚(マーメイド)”.......意味は、“ 絶対に不可能なこと ”。」

「....酷いもんだな...。」

「....しょうがないっすよ。.....ていうか!こんな暗い話したくねーんすけどー!」

「そうだよな!ごめんなー!」


まさかこんなに闇が深い話だとは.....。

マヤ、お前どこで知ったんだよこんなこと....。

......マヤも、本当のことは知らなかったりすんのかな。誰かから間違った情報を聞いて、それを俺に話した、的な.....。有り得なくはないが、だとしたら誰が.....。

とにかく、あと1つ。


「もう一つ聞いてもいいか?」

「全然いいっすけど....暗いのもう嫌ですよ?」

「ごめん100%(パー)暗いぞ。」

「えー!?なんすかも〜!」


暗いのはこれで最後!ごめんなクラウス...!


「”死の孤島“って 知ってるか?」

「...なんでそんな物騒なことばっかり知ってるんすか...。」


....俺だってびっくりだよ。


「死の孤島は、グレンゴドラ大陸、別名、“狂気の大陸” の沿岸にある島です。....行くつもりなら絶対にやめてください。あんな所に行くのは自殺志願者ぐらい...いや、そいつらですら、きっと泣いて懇願しますよ。“ 行きたくない〜っ!”って。」

「そこまで危険なのか...。」

「全てが異次元級だそうです。モンスターの強さも、自然災害の大きさも。...意思がある大陸だって言われてるんです。上陸した奴を確実に殺そうって意思が目に見えるとか。」

「誰が言ってたんだ?」

「上級の魔道士です。最初は10人ぐらいのチームで上陸したらしいんですが、帰ってきたのは1人だけ。しかもほぼ瀕死の状態でね。回復後も、精神的に病んでしまったらしくて...。」

「....狂気の大陸か....。」


マヤがいなけりゃ行ってたな。


「間違っても行かないでくださいね!!」

「分かってるって!マヤがいるのに行かねぇよ、大丈夫。」

「だったらいいんすけど...。なんか、嬉しそうに見えたから...。」


ヤベッ。


「あぁ、いや、俺怖いと何故かにやけちゃうんだよ。」

「なんすかソレ!も〜やだ!明るい話しましょうよ〜!」

「そうだな!じゃあ....、隣町ってどんな所なんだ?明日らへんにはもうここを出るつもりだから、聞いておきたいんだ。」

「もう出るんすか!?早いっすよ〜!まだ一緒に遊べてもねーのに〜....。」

「“冒険者”だからな!絶えず移動し続けてこそだろ?」

「え〜?マジかよ〜....。....隣町はぁ、ここよりずっとガチャガチャしてます。かなり都会ですよ。」

「へ〜!都会か.....。」

「正直好きじゃないんすよね〜。俺らのこと見下してくるんで。」


都会人あるあるだな....。前世も転生先もまぁまぁな田舎だった俺には、ちょっといただけない。


「隣町より絶対こっちのが良いですって!行ってみれば分かります!アイツらホント外から来た奴らに冷たいんすよ。」

「う〜んそうか.....別の所にしよっかな...。」

「だったら船使えば良いっすよ!旅行船!金はかかるけど快適だし、色んな所行けるし!」

「船か!良いな〜!」


金ならまだ余裕あるし、良いかもな!


「(マヤが起きたらこれも聞こう...。)」

「そろそろ宿がある通りに出ますよ!降ります?」

「ああ、降りるかな。色々ありがとうな〜!」

「いえいえこちらこそ〜!絶っ対また来てくださいね!」

「あははは!できたらな!」


「...んん?ふわぁあ....おはようエド....。」

「おはよう。って時間じゃねぇけどな。」


マヤが丁度よく目覚めた。ホントにぐっすりだったな...。


...さて、


「宿に着いたら色々聞きたいことあるからな〜マヤ。」

「んん...?」



さて、何からどう聞くかな。





〜 リリンシータニー 3 〜












ご閲覧ありがとうございました!

よろしければ、感想や評価お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ