表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/378

星羅の月 十二日(晴れ)

星羅の月 十二日(晴れ)


昨日の雨が嘘のような晴天だった。水たまりが鏡みたいに輝いて、外は目を開けていられないくらいだった。

とても良い日だったから、一日中ゆっくりと過ごしたかったから、お店はいつもよりも少し遅い時間に開けた。


昨日とは違って、お客さんは多かった。昨日の遅れを取り戻せるくらい。魔法薬の棚が枯れそうになるなんて、思ってもいなかった。


棚が綺麗になったから、新しい魔法薬について、考えてもいいかもしれない。今なら整理がしやすい。



今までの魔法薬は使いやすさを重視したものばかりだった。そろそろ幅を広げてみようかと思う。今考えているのは相互薬だ。


問題は売り方だ。基本的に二本以上のセット販売になるから、価格も難しくなる。

初めは二本の薬をそれぞれ飲んだ二人が、お互いの位置を把握できる、くらい単純なものを置いてみようかと考えている。


もっといい方法が思い浮かべば、そっちにするけど……。

相互薬は、お互い、もしくは一方的に影響し合う薬。魔法で複数本の薬を関連付けしたもの。使い方によってはとても面白いんだけど、だからこそ扱いが難しいんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ