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星羅の月 五日(晴れ)

星羅の月 五日(晴れ)


昨日、進めていなかった在庫の補充に力を入れて、余った時間で精霊生成薬の調整をし……ようとした。香水やお店で出す魔法薬を作ったくらいで、他にはお店に関しては何もしなかった。

それもこれも、二日前に聞いた泥棒が気になってしまったからだ。


泥棒が入ったのは三軒隣のお宅だった。少しお店の正面から顔を出せば見えるくらいの距離になっている。

だから、捜査が難航しているのがよくわかってしまうのだ。


カシュネでは、特定の薬を使って犯人の情報を探す。魔法を使って情報を探すより、記録に残しやすいかららしい。

そして、私はその薬を知っている。材料もたまたま揃っているし、作ろうと思えば作れたのだ。


この薬があれば、協力できるのではなかろうか。そう思うと、気になって仕方がなくなった。


協力は要請されていないけど、勝手に薬を作ることにした。この手の魔法薬に関してはよく学んだので完璧に作れる。

私が作ったのは、特定の出来事を再現できる魔法薬だ。薬を撒くと人の形を成して、何が起きたのかを視覚的に教えてくれるのだ。時間の調整が少し大変だけど。


昔は好きな劇を再現したり、先生の講義を再確認するのに使ったなあ。


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