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星羅の月　四日（晴れ）

精霊を生成する薬に着手できた。そのしわ寄せが他の薬に行ったけど、お店の棚には影響がないから大丈夫。明日、忙しくなるだけ。

シンジコウの胆を粉末にするところから始めた。シンジコウの胆は粉にして瓶に保存している。

ウィヘスさんから譲ってもらったシンジコウの胆は固形で表面が若干変色していた。変色した部分を削り取ってから、使える内側を粉にした。

シンジコウの胆の瓶を一杯にしたのは初めてかもしれない。今までは半分くらいまでにしかならなかった。

シンジコウの胆が一杯になって、精霊生成薬を作れるようになった。

それから先は、慣れている。いつも通りの魔法薬の精製になる。

できた薬は完成度がいまいちだった。使えないほどじゃないけど、質に納得できない。

使ってみれば、精霊はちゃんと出てくる。求めていた薬になっていた。

でもなんかちょっと違う感じ。精霊が出てくるまでの時間が長くて、消えるまでの時間が短かった。

少しずつでも調整をしていこう。シンジコウの胆はまだ沢山ある。