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剥離の月 九日(晴れ)

剥離の月 九日(晴れ)


今日はお店を開けなかった。休みが不定期なのも、あまり良くないところなのかな。


作る薬は最低限で、外に出た。今更ながら、サンクシエカの人をよく見ようとしてだ。

薬を必要とする人が外を歩いているかどうか疑問があったけど、それは見ようとしない理由にはならない。


いつも通りに出ると、お店ばかりを見ていた。人を見るようにしたら、少しだけ違って見えた。

みんな幸福そうだった。カシュネよりも、穏やかな表情をしている人が多い。きっと健康な人も多いはずだ。


サンクシエカでは薬屋は流行らない傾向にある。その一因は、そもそも薬が必要とされにくいからかもしれない。

香水ばかり売れていたのは、偶然じゃなさそうだ。さすがに偶然だとは思っていなかったけど。


必要とされるものってなんだろう。香水は今でも人気があるし、魔法薬はよく売れる。

それでいいのかもしれない。


……やっぱりお客さんに直接きいてみようかな。

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