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剥離の月 八日(曇り)
剥離の月 八日(曇り)
清涼剤は棚の置き方を変えたら、少しだけ売れるようになった。たまたま今日が多かっただけかもしれないけど。
あまりにもお店の状態が停滞しすぎている。不安の種だ。
売れるものが決まっていて、売れないものは殆ど動かない。殆どが水薬なのが問題なのだろうか。
もう完全に棚を入れ替えるべきではなかろうか。魔法薬専門店にしてもいいのかもしれない。
方向性に関してはちょっと前に考えた。そのまま流れちゃったんだけど。もう一度、深く考えよう。
清涼剤の売れ行きが芳しくないのは驚かされた。どうして清涼剤が想定通りにいっていないのか。どうして清涼剤を置こうと思ったのか、もう一度考える必要がある。
明日になったら嘘みたいに売れるかもしれないけど。
その答えによって、お店の中心を決めようと思う。魔法薬が中心になりそうだけど。




