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剥離の月 七日(曇り)
剥離の月 七日(曇り)
清涼剤があまり順調に捌けない。どうやら、魔法薬で代用した清涼剤がよく売れたのは、魔法薬だったからみたいだ。魔法薬とは、本当に魔法の言葉なのかもしれない。これをつけておけば、なんでも売れるのではなかろうか。
清涼剤はどのタイプも、まだ棚に並べて一日なので、結果とするには早すぎる。今後が心配になる売れ方だった。
何かしら対策が必要になるかもしれない。値下げとか安易な方法は避けたいけど限界はある。季節が進むにつれて、原価に近づけることになるかもしれない。
もっと賢いやり方を思いつければいいのにな。




