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豊艷の月 二十五日(曇り)

豊艷の月 二十五日(曇り)


今日は雲が多い日だった。


今日はなによりも掃除だ。依頼していた掃除が終わった。

私はただ待っていただけなのに、妙に疲れた気分だ。

昼過ぎ頃に掃除が終わった。あまりにも綺麗になりすぎて、別の建物に入ったような感覚になった。

汚れていた壁も綺麗さっぱり。目につく全ての色が、記憶とは違っていた。ここまで変わるのかと感心したくらいだ。


お店自体は、昨日までと比べてずっといい状態になった。しかし、問題もまだ多い。

埃がなくなって、床や壁がよく見えるようになってわかった。修繕は必須かもしれない。

そもそも古い建物だ。耳を塞いでいただけで、床板が軋むのも知っている。直す箇所が多すぎて、建て替えが早く済むかもしれない。そんなお金はないから、少しずつ直していこう。


なるべく早くお店を開きたい。稼ぎがなければ、貯金が減る一方だ。

ひとまずは修繕よりも開店に力を入れていこうと思う。

薬屋を始めるにあたって必要な物資はある程度は用意できているけれど、続けていくには仕入れが必須だ。


薬草に関しては傭兵組合に定期的に依頼を出すとする。それだけだと種類に限りが出るから他のルートも用意しておきたい。


まあゆっくりとやろう。焦ってもいいことはない。貯金が減ると言っても、底が見えるまで、まだ長い。

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