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新緑の月 十八日(曇り)

新緑の月 十八日(曇り)


魔法薬は上々の成績を残してくれている。


魔法薬というだけで価値があるというのはありがたい。でも、少しだけ寂しい気持ちもある。

現状は、物珍しさが数字を作っているだけ。サンクシエカの人々が魔法薬に慣れてしまったら、どんどん数字が落ちていくに違いない。


今は珍しい薬を出していればいいと思う。


今日は、即日で完成させられる液体の蝋燭を作った。周囲の明かりの強さで、火を自動調整してくれる。一番大きな火は、普通の蝋燭と同じくらい。

おまけに甘い香りが出るようにもした。この香りは好みで止められるようになっている。付属の液体を混ぜれば、香りの成分が中和されて消えるのだ。

これは結構な自信作。今、私も使っている。


魔法薬の範囲は広い。全く薬とは思えないものも薬に区分される世界だ。

だからって、変わった魔法薬ばかり置いていたら、おもちゃ屋になってしまう。それだけは避けないといけない。でもこの蝋燭はいい感じだから、いいと思う。

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