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豊艷の月 一日(曇り)

豊艷の月 一日(曇り)


晴れていたのは朝だけで、一度雲がかかるともう空は閉まったままだった。

新しい年の始まりだけど、いつもとあまり変わらない。

昨日の祭りが継続していて、街に出れば騒がしい。かと思えば、騒ぎ疲れて落ち着いた面も併せ持っていた。


私は騒ぎ疲れた方で、今日は家に籠もると決めていた。魔法薬が恋しくなりそうだったけど、それでも疲れに身を任せればじっとしているのは簡単だった。


そんな今日、問題なく始まり、何もなく終わると思っていたのだけど、一つだけ変わったことがあった。


近所の人が食事を持ってきてくれたのだ。顔見知りくらいの仲だったのだけど、なぜかおすそ分けをくれた。

大量の食事を持って、次から次へと戸を叩いていたようだ。昨日の売れ残りを配布していたとか。


今日の食事はそれになった。味が薄かったけど、これはこれでいい。

充実した食卓だった。

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