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朝露の月 十三日(晴れ)

朝露の月 十三日(晴れ)


昨日の余波で狂気を感じるほどに冷たい朝だった。太陽が仕事をしていないのかと思ったくらいだ。

実際はとても素晴らしい晴天だった。昨日までの雲はどこに行ったのだろう。


今日はどこも雪かきだった。幸い積もった雪は薄い。本一冊くらい。

魔法薬で雪を掃除すれば簡単だけど、魔法薬を作る手間と時間とが勿体ない。私は主にお店の周辺の雪を手作業で退けた。


そんなこんなで半日を使い、買い出しにも行けず、お店は開けられなかった。

でも私は常にお店の周辺にいた。来てくれたお客さんには個々で対応、魔法薬が三本も売れた。


綺麗だった雪をどかすと、汚い道があらわになった。苦労をして、綺麗を汚いに変えるのは不思議だ。危険と安全が最優先だとしても、いまいち納得ができない。綺麗で安全にできないものか。

残念ながら今日は手作業だった。魔法薬なら綺麗にできるけど、魔法薬はなかった。


でもそのおかげで、近隣の人と交流する機会に恵まれた。なかなか珍しい機会だった。

実りある話は何一つしなかったけど、なかなか楽しい一日になった。

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