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朝露の月 二日(曇り)

朝露の月 二日(曇り)


今日はひょんとしたことで、エメカさんがトトノ尾を欲しがっていると知れた。会話したってだけ、だったけど。

お互い魔法薬店をやっている。買い出しで出くわしても何ら不自然はない。


いつもは時間が合わず、会えなかったみたいだ。今日はエメカさんが寝坊して遅れたから顔を合わせられたというのが真相だ。


そこでトトノ尾の話をしたら、ぜひ譲ってほしいということだった。

今作っている過去を思い出せる薬が完成して、トトノ尾が完全に不要になったら譲ろうと思う。


今日も過去を思い出せる薬に時間を割いた。もうつきっきりの必要がなかったから、お店のカウンターに寝そべりながら進めた。


今日のお客さんは十二人。いつもより少し多い。魔法薬は全く売れなかったけど、香料がたくさん売れた。一人の方が大量に買ってくれた。



朝露の月になって、明らかに街中が忙しくなっている。年の節目が近いから、みんなやることに追われているのだ。

比較的私は暇なのだと思う。サンクシエカに家族はいないし、カシュネに帰る予定はない。


私だけやることがないのは少し淋しいから、できることを探してみようかな。年明けに、お祭りはやるのかな。カシュネではやる地域もあるけど、サンクシエカではどうだろう。確かめておこう。

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