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夕餉の月 二十五日(晴れ)

夕餉の月 二十五日(晴れ)


何日かぶりに天気がよかったのに、私の今日は酷いものだった。腹痛だ。気付かずに悪いものでも食べてしまったのかな。


午前中はいつもどおりだった。午後に差し掛かる辺りで、耐え難い腹痛に襲われてしまった。そのせいで、いつもの時間にお店が開けなかったし、魔法の勉強時間もなくなってしまって散々。


今思い返すと、今日の私は判断を間違えた。

まず腹痛を抑えたかった。幸いにも、どんな薬が効くのか知っている痛みだったから、希望があった。

完成品はなかったから、痛みを我慢しながら一から作ることに。


これがまずおかしい。買いに行けばよかった。そうすれば、ずっと早い内に痛みとおさらばできていたはずだ。

少しだけ痛みを和らげられる草を噛み噛みしながら、時間を掛けて不完全な薬を作る。どうしてそんなことをしたのだろう。


結果的には痛みを抑えてお店を開けられた。だから、まあいっかと思えるけれど。


これからはお店に置ける薬だけじゃなくて、突発的な痛みに対する薬も用意しておこう。今日みたいなことになってしまう。

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