表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
188/378

静寂の月 一日(晴れ)

静寂の月 一日(晴れ)


お店の改装工事が始まった。私のお店なのに、私ですら自由に出入りができない状況だ。

お店の裏にある倉庫や工房には入れるけど、お店を回り込んで裏口から入らないといけない。


今日はその裏口からテーブルと椅子を運んで、お店の前に簡易屋台を作った。置いた品は副産物系ばかり、魔法薬は一本も置かなかった。

売れ行きはよかった。物珍しさから、いつもはお店を通り過ぎる人も寄ってくれた。副産物系、つまりはお茶とか菓子類ばかりだったから、買いやすいのもあったと思う。


子どもが寄り付きやすかったのが効いていた。同じチェック柄を着た小さな四兄弟も、私が外でお店をやっていなければ、近づいて来なかったはずだ。


予定したよりもずっと早く売り切れた。空いた時間は結晶花のために使った。


八種類ある花の内、七種類は使い物にならなかった。魔法薬から取り出すと砕けたのだ。結晶になったのは一種類のみ。どうやら結晶になる花は限られるみたいだ。

たまたま結晶になる花が、他になかったのか、この花だけが結晶になるのか不明だ。その辺りも、調べていかないと。


カシュネの知り合いに結晶花を送ることになっている。病的なくらい調べてくれるはずだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ